A子がずっと早く起きて弁当の準備をしている。雪の日以来、一旦寒さが和らいでいたようにも感じたが、今日はまたひどく冷える。ゴミ出し、洗濯、朝食は納豆と小松菜・豆腐の味噌汁。シャケを焼こうと思ったら切らしており、自分の弁当はシラスで済ませる。寒いせいか二人ともなかなか起きてこず、元気なのは祈だけだ。やっと着替えて寝室から出てきた頃に出勤。毎度のことだが、これから忙しくなる時に一人にさせてしまって、A子には悪いなと思うがこればかりは仕方ない。
テスト問題やっと完成。朝からゾクゾク寒気がしていて、ひょっとしたら子供たちの何か病気がうつったかと思っていたのだが、熱もないし意識もしっかりしている。休んでしまうことになったとしてもこのテストだけは作っておかないと、周りに迷惑をかけてしまう。副担のKさんはインフルエンザらしく欠席。今さらいろいろ頼むこともないが、結局一年間で総合・LHRのいずれも手伝ってもらえなかった。進路未定の一人と相談をし、親御さんと電話で話す約束をして帰宅。
スーパーに寄って、冷凍グラタン類を買って帰る。寒い日が続くと刺身類は食べたくない、何か腹に温まるものを入れたくなる。グラタンと総菜の豆腐コロッケで夕食。唯も和子も、昼の弁当は綺麗に食べてくるらしいのだが、夕食は本当にこれだけで良いのと言うほどちょっとしか食べない。つまりは俺の料理の腕でも献立のメニュー選択ミスでもないのだ、今の彼女たちの容量の問題なのだと納得することにしよう。二人を風呂に入れ、件の生徒宅へ電話し進路問題を家庭で話し合うようアドバイス、って余計なお世話かもしれない。
どうしても「トムとジェリーが見たい」と強硬に訴える和子に屈し、ひとつだけ見せてやる。もう何度も何度も同じのを見ているはずなのだが、毎回喜々として心底楽しそうだ。俺が見ても、やっぱり絵と音楽の一致や動きのダイナミックさが、今から50年以上も昔に作られたとは思えないほど鮮やかだ。セリフが少なく動きだけでストーリーが展開していくのも、飽きが来ない理由かも。まだ21時前なのに眠くて仕方ない。和子が何やらうるさいが、A子に任せて寝入ってしまう。