A子は熱があるのに早朝から起き出して子供たちの弁当用意。それが終わると「後は任せた」とばかりにまた布団に入っていった。弁当作りへの使命感は凄いものがある。俺は洗濯・朝食用意。今朝は納豆とハム・キャベツ炒め、焼きジャケの残り。子供たちは元気そうに起き出し、さすがに俺一人でてんてこ舞いしているのを見て、着替えもぐずぐず言わずテキパキ行ってくれる。テーブルにつかせ、登園を親父に依頼して出勤。
家で追い立てられるようにして家事をこなしている切迫感に比べれば、仕事はマイペースでできてありがたい。ところが昨日作って配布したテスト監督表、体育科の先生から「この時間は授業が入っていて監督できない」と言われる。教務課で作成している時間割表では空き時間になっているのに、どうやら教務に提出した授業分担を勝手に変えて独自に行っているらしい。それで俺に文句を言われても…と思ったが、改めて割り振りし直す。
しかしテスト問題も1種類はどうやら仕上がり、今日は終業チャイムと同時に直帰。スーパーで買った豆腐コロッケをカツ丼風に仕立て、シチューの残りと合わせて夕食とする。A子はだいぶ具合が良くなったようだ。唯は縄跳びが続けて跳べるようになったと大喜びで、家の中でやって見せるが何分狭いのであちこちに当たって危なっかしい。聞けばずっと駐車場で縄跳びをやりながら、俺に見せたくて「パパ早く帰ってこないかな」と待ちわびていたらしい。嬉しい話だが、これ以上どうやったって早く帰れないよ。
はしゃぎ過ぎて疲れたのか、唯は夕食途中で沈没。和子と祈を風呂に入れ、早めに寝かせられたヤレヤレと一息ついていたら、唯が突然寝ゲロを吐いて泣き出す。タオルで拭いて毛布を洗い、ひと段落したと思ったらまた逆流。熱を計ると38度に近づいている。ついに唯も捕まったか…。深夜に洗濯機を廻しながら、俺はあと一つテストを作るまで休めないなと思う。