今年もいよいよ終わり、とにかく弟一家を迎えるための片づけをしなくては。A子の体調はどうやら大丈夫そう、しかし封切映画の「SP」が今日までなのでどうしても見に行きたいと、朝食もそこそこに出かけてしまった。俺は子供たちとゆっくり過ごし、朝は納豆とソーセージ・ポテトのカレー炒め。その後、客間のおもちゃ類を唯と一緒に片付け、コタツを移動し、掃除機をかける。客用布団をずらっとベランダに干す。今日が晴天で本当に良かった。と思っていたら昼前から雪がちらつくようになり、慌てて取り込む。

A子は映画を堪能して帰って来(岡田准一が良いらしい)、交替に俺が唯と和子を乗せて古くなった家電製品を処分に出かける。無料で引き取ってくれる場所が近所にできて、そこに置いてくるだけだが。俺がまだ都心に住んでいた時のラジカセ、教員になりたての年に買ったテレビなど。思えばこの家で一番長く時間を共にした家電製品だったかも。スーパーで頼まれた買い物を済ませ、戻って一緒にあちこちの掃除を始めるが、俺は屋根裏倉庫から「リアル」の漫画本を見つけ出し、1巻から順に読みふけってしまう。

昼はF市実家からもらって来た大福、それだけでは足りないというので磯辺焼きを作る。でも「お腹すいた」としきりに訴えたのは和子なのに、ちょっと食べただけでもういらないと残してしまう。最近の和子はより我儘が目立つようになった。と言うより、こちらが待っているのをわざとスローモーに対応したり、できることを失敗して見せたりして、怒らせることで俺たちの気を引こうとしているかのように感じてしまう。怒ったらこちらの負けだと分かってはいるのだが、辛抱しきれず「何やってるんだ!」と怒気を発してしまい、惨敗の日々が続いている。

朝から唯は「早く夕方にならないかなあ」と弟一家の、特に上の従姉妹のSちゃんが来訪するのを待ち望んでいた。18時近くなってやっと到着、お袋の作った年越しそばと俺の焼いた餃子などで夕食会となる。階下で一緒に食事をするのは弟たちが来る盆と正月だけだな。まあその方がお袋も気楽で良いということなのだが。食後、皆で紅白歌合戦鑑賞。まだチャンネル争いに参入してくる気配もないが、子供たちはお菓子食べ放題で満足していたものの途中か明らかに退屈している。「まだやってるの~」と不満そうにしていた唯、そして和子が寝入ってしまった。SとJは0時過ぎまで頑張って、皆と「明けましておめでとう」の挨拶を交わすことができて満足そう。