内弁慶だった和子も幼稚園に慣れ、たくさんの友達と仲良く過ごしているようだ。毎日「○○ちゃんが一番好き」とか「△△ちゃんのおうちいきたーい」とか言っている。和子は年少組の中でも一番背が低く、早生まれということもあって、共に遊ぶというより周囲の友達から可愛がられ世話を焼かれているといった状態に近いらしい。しかし真面目な唯と違って奔放に振る舞う和子の方が、人気という面ではこれからも高まっていくだろうと睨んでいる。あまりヤンキー系文化に接近してほしくはないが。

朝食はシャケを焼き、ホウレン草と豆腐の味噌汁を用意。唯は目覚ましをセットした6時に起きれなかったと言って泣いている。たかだか20分程度の遅れなのに、グズグズ気にして本来やるべきことに手がつかないところなど、俺にそっくりだ。A子はレッスンのことになると容赦なく、「今練習できないんなら、幼稚園から帰ってからお友達を呼べないよ!」と叱咤している。和子は時間ギリギリまで放置されてのんびり寝ていられるんだから、こりゃ性格に差が出てくるのも無理ないなあ。

今日は管理当番で戸締りをして廻ったため帰りが遅くなった。しかし帰宅するとまだピアノ練習の真っ最中で、夕食の準備もしていないという。仕方なくレトルトのカレーと茹で卵を用意、付け合わせにカットトマト。ちょっとA子の中で唯への教育熱がオーバーヒート気味になっていないか心配。しかしことピアノに関してはうっかり意見できない。唯がやる気を出して喰らいついているので、今はまだ見守っていることにしよう。二人を風呂に入れるとお互いお湯のかけっこを楽しんで、波しぶきを立てて大暴れ。ずいぶん元気が余っているようだ。