今日はうちの高校のバレー選抜県大会決勝戦を、唯・和子を連れて応援に行く。という予定は立てたものの、駐車場に入れないから電車を乗り継いでいくとして、果たして二人を連れてぐずらずトラぶらずに行って帰ってこれるか心配、第一試合開始に間に合うためには7時半に家を出ねばならないのに、昨日の大役を終えて母子ともに7時近くまでぐっすり寝ている。まあ、行けなくなったらなったでいいや、と思っていたら、ガバと起き出したA子が猛スピードで準備を始めた。俺も洗濯を終え、味噌汁と納豆の朝食を掻き込んで、子供たちの介助。
A子に最寄り駅まで送ってもらい、何とかまずは予定のローカル支線に乗ることができた。車内でさっそく昨日のご褒美にもらったチョコ菓子をパクつく二人。なぞなぞや間違い探しのミニブック、車窓を眺めて何やかや言い合うなどして、1時間以上を退屈せずに乗り換え駅まで過ごすことができた。6分の乗り継ぎ時間に間に合うか心配だったが、二人のトイレを済ませて駆け込みセーフ。しかし今度の本線電車は通勤用に向かい合わせのシートなので、これまでのようにボックス型の中でワイワイ楽しんでいくというわけにはいかない。物珍しげに周囲の人をキョロキョロする二人、でもスーパーや通園中に出会う大人と違って、誰も微笑み返したり「可愛いねえ」等と言ってくれたりしない。皆一様に、寝入っているかケータイをいじっているかだ。通勤電車内では視線を合わせないのがマナーのひとつなのだと、唯も和子もこうして学んでいくのだろう。
駅からはタクシーで目的地の体育館へ。応援に来ている生徒たちが俺を見つけ「お子さんですか?可愛いっスね~」と声をかけてくるので、強いリアクションを待ち望んでいた唯は大喜びで誰彼となく「こんにちはー!」と愛想を振りまいている。和子もそれに倣って挨拶をするものの、実際に「可愛い!」と近寄られると俺の陰に隠れてしまうところが唯と違って人見知りな性格の所以か。さて肝心の試合はというと、これが拍子抜けするくらいあっさりと3セット連取で、優勝&全国出場を決めてしまった。スタンドは大盛り上がり、試合中退屈したか「もう帰ろう」と連呼していた和子もいつの間にか一緒にメガホンを打ち鳴らしている。それにしてもN尾さん、大御所から引き継いで間もないのに、よくもこんな常勝チームを作り上げたものだ。心からおめでとう。
さて帰りの行程が難行だとは分かってはいたが、車で応援に来ている他の職員に同乗を頼めるほど図々しくもない。とりあえずタクシーを呼んで駅まで行き、ジュースとM&Mチョコを買い与えて本線電車に乗り込む。空いていたのは良かったが案の定途中から眠気が押し寄せてきて二人ともうつらうつら、さらに和子が「おしっこ~」と言いだした。あれほど乗る前確認したのに、と愚痴っても始まらない。何とか我慢させて4駅ほどやり過ごし、大急ぎで乗り換え駅でのトイレを済ませ、こちらも運よく殆ど待たずに乗れ座れることができた。さあここからはボックスシートだしのんびり過ごせるぞ、と思ったのだが、20分ほど過ぎたところで和子が今度は「お腹痛い、ウンチ出る~」と言いだした。今度は降りるまでまだ相当あるし、和子の表情もなんだか真剣そうだ。このローカル線は通勤時間帯以外は一時間に一本しかないのだが、やむを得ない。無念の途中下車だ。
EM駅で降り、多目的トイレで和子の介助をすると、さほどの量が出たわけでもなく、これなら我慢させられたかなとちょっと後悔。しかし排泄欲求の苦しさは当人にしか分からないし、万一車内で暴発してしまったら後の帰路が大変なことになる。仕方なかったのだと自分に言い聞かせ、1時間をどう過ごそうかと思案したが、思いついてA子に電話したら、ちょっと遠いが道を調べて迎えに来るという返事。それまでどこかで遅い昼食をとらせようと駅前を歩くと、営業中なのかよく分からないような古ぼけた食堂が一軒あって、どうやら食べさせてもらえる様子。二人を連れて入り、ラーメンと餃子を注文。お菓子だけでは物足りなかったか、二人ともよく食べた。なぜか叉焼は残すくせに、ナルトを双方欲しがって不承不承半分こしたというのが、何とも子供の味覚だね。
食べさせ終えて駅の待合に移り、ちょっと目を話してトイレに行っている間に、もう唯は待合のおばさん連中と仲良くなって話しこんでいる。「家にはもう一人赤ちゃんがいて祈というの」なんて自己紹介していて、しきりに感心されている。どう会話に切り込んでいいか迷っているうちにA子の迎えが到着、喜んで車内に移る。やれやれ、やはり車での移動は楽だ。家につくともう16時近く、バレーの応援に行って帰って来ただけであらかた一日が過ぎてしまったことに、今さらながら驚く。
夕食はサバ塩焼きと味噌汁の残り。先に二人を風呂に入れ、さあ食べようという段になってA子が唯に今日の分のピアノ練習を持ちかける。俺と和子は先に食べていてくれだと。夕食を用意したのがA子だから引き下がったが俺が準備してこんなことをされたらちょっと怒っちゃうね。子供たちを寝かせつけた後、久々に、本当に久々にA子に意見。「家族が家にいる時は、揃って食事をするのを原則としよう」。個々の用事を優先していたら、あっという間に孤食が当たり前になってしまうよ、との訴えに、彼女も納得してくれた様子…かな。
A子に最寄り駅まで送ってもらい、何とかまずは予定のローカル支線に乗ることができた。車内でさっそく昨日のご褒美にもらったチョコ菓子をパクつく二人。なぞなぞや間違い探しのミニブック、車窓を眺めて何やかや言い合うなどして、1時間以上を退屈せずに乗り換え駅まで過ごすことができた。6分の乗り継ぎ時間に間に合うか心配だったが、二人のトイレを済ませて駆け込みセーフ。しかし今度の本線電車は通勤用に向かい合わせのシートなので、これまでのようにボックス型の中でワイワイ楽しんでいくというわけにはいかない。物珍しげに周囲の人をキョロキョロする二人、でもスーパーや通園中に出会う大人と違って、誰も微笑み返したり「可愛いねえ」等と言ってくれたりしない。皆一様に、寝入っているかケータイをいじっているかだ。通勤電車内では視線を合わせないのがマナーのひとつなのだと、唯も和子もこうして学んでいくのだろう。
駅からはタクシーで目的地の体育館へ。応援に来ている生徒たちが俺を見つけ「お子さんですか?可愛いっスね~」と声をかけてくるので、強いリアクションを待ち望んでいた唯は大喜びで誰彼となく「こんにちはー!」と愛想を振りまいている。和子もそれに倣って挨拶をするものの、実際に「可愛い!」と近寄られると俺の陰に隠れてしまうところが唯と違って人見知りな性格の所以か。さて肝心の試合はというと、これが拍子抜けするくらいあっさりと3セット連取で、優勝&全国出場を決めてしまった。スタンドは大盛り上がり、試合中退屈したか「もう帰ろう」と連呼していた和子もいつの間にか一緒にメガホンを打ち鳴らしている。それにしてもN尾さん、大御所から引き継いで間もないのに、よくもこんな常勝チームを作り上げたものだ。心からおめでとう。
さて帰りの行程が難行だとは分かってはいたが、車で応援に来ている他の職員に同乗を頼めるほど図々しくもない。とりあえずタクシーを呼んで駅まで行き、ジュースとM&Mチョコを買い与えて本線電車に乗り込む。空いていたのは良かったが案の定途中から眠気が押し寄せてきて二人ともうつらうつら、さらに和子が「おしっこ~」と言いだした。あれほど乗る前確認したのに、と愚痴っても始まらない。何とか我慢させて4駅ほどやり過ごし、大急ぎで乗り換え駅でのトイレを済ませ、こちらも運よく殆ど待たずに乗れ座れることができた。さあここからはボックスシートだしのんびり過ごせるぞ、と思ったのだが、20分ほど過ぎたところで和子が今度は「お腹痛い、ウンチ出る~」と言いだした。今度は降りるまでまだ相当あるし、和子の表情もなんだか真剣そうだ。このローカル線は通勤時間帯以外は一時間に一本しかないのだが、やむを得ない。無念の途中下車だ。
EM駅で降り、多目的トイレで和子の介助をすると、さほどの量が出たわけでもなく、これなら我慢させられたかなとちょっと後悔。しかし排泄欲求の苦しさは当人にしか分からないし、万一車内で暴発してしまったら後の帰路が大変なことになる。仕方なかったのだと自分に言い聞かせ、1時間をどう過ごそうかと思案したが、思いついてA子に電話したら、ちょっと遠いが道を調べて迎えに来るという返事。それまでどこかで遅い昼食をとらせようと駅前を歩くと、営業中なのかよく分からないような古ぼけた食堂が一軒あって、どうやら食べさせてもらえる様子。二人を連れて入り、ラーメンと餃子を注文。お菓子だけでは物足りなかったか、二人ともよく食べた。なぜか叉焼は残すくせに、ナルトを双方欲しがって不承不承半分こしたというのが、何とも子供の味覚だね。
食べさせ終えて駅の待合に移り、ちょっと目を話してトイレに行っている間に、もう唯は待合のおばさん連中と仲良くなって話しこんでいる。「家にはもう一人赤ちゃんがいて祈というの」なんて自己紹介していて、しきりに感心されている。どう会話に切り込んでいいか迷っているうちにA子の迎えが到着、喜んで車内に移る。やれやれ、やはり車での移動は楽だ。家につくともう16時近く、バレーの応援に行って帰って来ただけであらかた一日が過ぎてしまったことに、今さらながら驚く。
夕食はサバ塩焼きと味噌汁の残り。先に二人を風呂に入れ、さあ食べようという段になってA子が唯に今日の分のピアノ練習を持ちかける。俺と和子は先に食べていてくれだと。夕食を用意したのがA子だから引き下がったが俺が準備してこんなことをされたらちょっと怒っちゃうね。子供たちを寝かせつけた後、久々に、本当に久々にA子に意見。「家族が家にいる時は、揃って食事をするのを原則としよう」。個々の用事を優先していたら、あっという間に孤食が当たり前になってしまうよ、との訴えに、彼女も納得してくれた様子…かな。