A子は実家でのピアノ指導と明日の合唱祭の伴奏リハーサルで一日忙しいようだ。今日明日は俺が子供たちの相手をする予定。とりあえず朝食は納豆、ミートボールとホウレン草と卵炒め。ミートボールの賞味期限が9月末になっていたが、案外普通に食べられた。レトルト食品は期限切れでもわりと大丈夫かな、子供たちに食べさせるのだから慎重にならなくてはいけないが。雨が強まってきており、洗濯物を風呂場に干す。もう何日も布団を干していない。このところ日中の祈の遊び場所にもなっているので、殆ど敷きっぱなしだ。フカフカの布団で寝たいよう。

子供たちが「トムとジェリー」を見ている間にA子出勤。刻々と雨脚を強めて行く外を眺めながら、昼はうどん。唯が「今日はテレビ大会にしよう」とせがむので食後にもう一本、以前録画しておいたディズニーの「カーズ」を見せる。和子にはストーリーが込み入って難しかったらしく、じきに寝入ってしまったが、唯は2時間ほどの長尺を楽しんで見ていた。俺は専ら祈の相手をしながらチラチラ見ていた程度だが、何というかディズニーの王道(と言うかハリウッド映画の王道)と言う感じのストーリー。栄光からの挫折・新たな仲間との出会い・偉大なる先輩からの継承・復活そして人間的成長・恋人とのこれからを感じさせるエンディング。文句をつけるというわけではないけれど、関数を入れてコンピューターで弾き出したストーリーのようだ。

午後、仕事の合間にA子顔を出す。祈がぐずり始めていたから助かる。唯・和子と夕食の餃子作りを一緒に行う。ひき肉と大蒜・キャベツのみじん切り(隠し味に八丁味噌と黒砂糖・日本酒と醤油少々)を混ぜ込んだネタを、皮に取って包んでいく。和子はA子の助けがないとまだ無理だが、唯は案外きれいに包んでいき、慣れてくると俺とそう変わらない出来栄えになる。女の子だねぇ~。俺は結婚してから漠然と「いつか子供と一緒に休日餃子作りをする」という場面を、夢というか幸せな日常のイメージとして思い描いていたが、いつの間にかそれが現実のものとなっていることに感慨深い。

餃子の皮が足りなくなってきたので二人を連れて買い物に、近所のスーパーでは二人ともすっかり店員さんに覚えられ、可愛がられてもらっている。帰って餃子を焼き、モヤシのスープを添えて夕食。自分たちで作ったという気持ちもあるためか、二人とも驚くほどよく食べる。大皿二枚に40個ほど乗っていたのを、もちろん俺が半数以上食べたとはいえ二人も競うように食べて空にしてしまった。今日宅配で届いたスピッツの新アルバムをBGMにワインも進む。今回のCDはまた名曲ぞろいだ。草野の作曲クオリティは前作からまた一段と高まった気がする。「空飛び」~「フェイク」のスピッツバブル時代に続いて今が第二の黄金期ではないかな。