もう9月も下旬だというのに、この暑さはどうだろう。未だに寝る時にエアコンが欠かせない。晴れの日が続いて、秋の長雨などどこへやらだ。本来ならひと雨ごとに涼しくなっていく時期なのに…。母子はパンとコーンスープ、俺はご飯と納豆で朝食。和子は、幼稚園の行き帰りしっかり歩いてねと聞かれて、「うん、和子もうずーっとずーっと歩いちゃうよ」とやけに威勢がいい。気分屋で我がままの性質は、確かに俺にもあったかも。長い大人の期間を経て、ごく常識的にまとまってしまったがね。

10月1日受け付け開始の出願希望生徒に、やっと調査書・推薦書を渡せる。俺など計画的に進めてきたのでまだ早く渡せた方だ。今や各担任は山と積まれた調査書作成願いを前に、うんうん唸っている。とにかく一般受験だけに絞った生徒など一握りで、殆どの生徒が推薦やAOでとっとと受かってしまおうと考えているから、担任は書類作成が大変だ。それらをすべてチェックしなければならない学年主任はもっと大変で、K藤先生は最近「主任になってこの仕事が一番イヤだよ~」と嘆く度合いが増している。

今日は管理当番&学年の自習当番なので、遅くなると以前よりA子に伝えてある。18時過ぎに校舎内の施錠を見廻り、戻ってみるとまだ補習をやっている。今日は放課後にセンター入試説明会があったので、補習も後ろにずれこんだのだろう。補習担当者に引き継ぎをして、19時半ごろに帰らせてもらう。学校での自習を遅くまで教員が面倒みるというのも、少なくとも俺の現役の時にはなかったなあ。もちろん良いことだとは思うが、24時間自由に使える身分ならば熱意も示せようが、育児中の身には重い負担だ。

今日はお月見泥棒で、唯も和子も友達と一緒に多くの戦利品をせしめてきたようだ。一緒に廻ってくれたK太君のママが地元で慣れており、「ここの家は用意されているよ」「ここの坂下ったところ、玄関が遠いから気をつけて」「何、置いてない?呼び鈴押しな」と、まるで山賊の頭目のように子供たちに指図して、順調に廻って来れたという。もちろん我が家もずいぶんたくさん用意したのだが、途中でなくなってしまって友達全員には行き渡らなかった。来年からは名前を書いて別に取り分けておかねば。月はきれいに輝いているが、北の山の向こうで雷が光っているようだ。明日はひと雨あるかな。