今日は幼稚園がパン給食の日、従って台所をマイペースで使える。と思ってうかうかしていたら、祈の離乳食作りを先に始められてしまった。それが終わるのを待って(長いんだこれが)朝食と自分の弁当作りに入る。納豆・茄子ベーコン炒め、弁当はシラスと漬物。最近の和子は注意されると反抗的になって「ツバかけるよ」「パパが怒ると和子も怒るに」などと返すようになった。唯が不満な時に「ブー」と唇を震わせていたことに影響を受けたのだろう。全くいつまで経っても我がまま全開の度合いが下がらないから困ったものだ。

学校では進路相談が本格的になってきて、就職者や推薦の進学希望者への対応に追われる。今日は比較的空き時間がたくさんある日なので、調査書作成を進めようかと思ったがまるでできなかった。部活も指示だけ出して全然見に行けない。野球部推薦の進学希望者の提出書類、うちの監督が昼過ぎにやっと書いてくれた推薦書を、明後日必着というので自分で郵便局に出しに行く。用務員のお使いが行ってしまった後なので仕方ない。授業準備もさっぱり進まない。

A子から「いつ帰るのか」の電話が来る。今日は18時過ぎになりそうだと言うと「じゃ先に風呂に入れておくから」と何故か恩着せがましい。彼女もピアノレッスンが始まっており、目の廻るほどの忙しさだということは分かるが。これから先、調査書や推薦書の提出がわんさと迫ってくると、とても定時には帰れなくなるだろう。もう少し階下の両親に頼ってもらいたいのだが、彼女なりの縄張り意識があってなかなか難しい。

急いで帰って夕食作り、マグロ切り落としの漬け丼。和子が風呂上がりの裸のままで「ママ、ママ」とぐずっている。抱き上げて寝室へ連れて行くと、俺じゃ嫌だとそっくり返って泣き叫ぶ。お前も進歩ないな~。でも聞けば今日2学期になって初めて泣かずに登下校できたんだと。よかったね、これでも彼女なりに少しずつ成長しているのだ。A子に「パパに報告してごらん」と促された和子、ニヤッと笑って「あのねえ今日ねえ、めいちゃんち行ったんだよ」と関係ないことを話しだす。褒められるようなことを自分から言いたくないという照れだろうか。3歳にして謙譲の美学を持っている奴だ。