夕食中に寝ついてしまった和子が夜中に目を覚まし、「ねえママ」「ねえパパ」と繰り返す。当然付き合えず寝たふりでやり過ごしていると、いつの間にかまた寝入ってしまったのか静かになる。そんなことを繰り返して、俺が我慢できずトイレに起きると、待ってましたとばかり「パパ!和子ねえ、まだお菓子食べてない」と切実に訴えてきた。夕食前に、もらったお菓子は食後に食べようねと約束したことを言っているのだ。結局まだ5時なのに相次いで目覚める。

子供たちをじいじの散歩に付き合わせている間、祈の離乳食と帰宅用意。俺とA子は食後すぐ立たねばならないので、朝食の前に皆で集まって恒例の記念写真。朝食の最中にまたも和子は眠くなってしまったようだ。だから朝から張り切りすぎだっての。唯・和子をじいじばあばに託し、弟一家とはここでお別れ、俺とA子は家に戻る。洗濯機を廻し、片づけものをして、俺は部活へ、A子は祈の6ヶ月検診へ。

今日は大会前最後の一日練習。相変わらず暑い日差しが照りつける中を、皆まじめに泳ぐ。だけでなく、I先生から言い付かっているのか、練習後の休憩時間にプール掃除に取り掛かり始めた。悪いが俺は先に上がらせてもらうよ。明日は学校の進路会議のため部活に顔は出せず、副顧問のM先生にお願いしてある。I先生留守中の代理顧問は今日までだ。

帰って夕食準備をしようとすると、和子がどうしても「買い物すごろく」を一緒にやってくれというので付き合う。唯も慌てて駆けつけ、一緒に加わる。プール掃除と比べると社会的意義は低いかもしれないが、俺にとってはより大切で代替えの利かない任務なのだ。夕食はレトルトに野菜・ベーコンを加えたトマトスパゲッティ。具材を取りに階下に降りたとき、冷蔵庫にあった缶酎ハイを一気に飲んでしまい、後はふわふわ気分で過ごす。風呂と歯磨きの世話は何とか済ませたけど、昼寝たっぷりで今晩も元気な和子の相手は任せたよ…。