和子のママ依存が相変わらず重症だ。最近は俺もずいぶん怒らなくなって、子供たちの方からすり寄ってくることも多くなったのに、特に夕方の眠くなる時など、どんなにA子が忙しくしていても泣いて足に取りすがっている。俺が近づくだけで地団太を踏んで嫌がるから、手の出しようがない。毎朝幼稚園での別れも泣いてかじりついてくるのを園の先生が強引に引き剥がしてくれるという。何とも手のかかる状態が続いていて、ほとほと困ってしまう。祈が生まれた影響で赤ちゃんがえりしているのと、幼稚園に行きたくない気持ちがママに向けられているのかも。
毎朝、これから大変だな~と思いつつも母子が朝食の最中に出勤している。最近は部活指導と学期末の仕事が重なって、どうしても帰宅が19時前後になってしまう。帰ると家の中はしっちゃかめっちゃか、子供たちはてんでに泣き叫び、A子は疲れ果てた顔をしている、ということも多い。基本的に階下の親父たちは頼まれたことでないと口を出さず、A子も普段から干渉されないことを良しとしているので、大変な状況になっても安易に下には頼れない。今は風呂上がりの祈の受け取りを頼んでいるくらいだろうか。夏休みに入っても3年担任の今年はなかなかゆっくりした時間が取れそうになく、和子が早く自立心を育ててくれることを期待するだけだ。
放課後の練習中、雲が重く垂れこめて殆ど手を伸ばせば届くんじゃないかと思われるほどだった。今にも降りそうだな、と思いつつ練習を終えて職員室に戻った途端に、バケツをひっくり返したようなスコールが始まった。今日はきちんとメニューをこなせてラッキーだったな。ただあまりに強い降りで、H本から「教官室の傘をお借りしてよいですか」と電話がかかってきた。プールからカッパの置いてある駐輪場に向かうだけでびしょ濡れになってしまうのだろう。大人はドアToドアの車移動で苦労知らずだが、生徒たちは雨に打たれながら部活で疲れた体を家に運んでいく。
今日も和子は「どうしてもママとお風呂に入る」と地団太を踏んでいる。A子はすでに祈と風呂に入っており、後れをとった和子がヒステリーを起こしているのだ。こうなるともう「一緒に入っていいから服を脱いでお風呂においで」と真っ当なことを言ってもダメで、ただただ泣き叫び続けるだけになってしまう。あまりうるさいので「和子、静かにしろ!」と怒鳴ってしまうが、却って火に油を注ぐばかり。結局唯がなだめて着替えを手伝ってやり、風呂場に入れてやることができた。子供の扱いで既に5歳児に負けている。俺の方こそもう少し忍耐力を育てないといけないね。
毎朝、これから大変だな~と思いつつも母子が朝食の最中に出勤している。最近は部活指導と学期末の仕事が重なって、どうしても帰宅が19時前後になってしまう。帰ると家の中はしっちゃかめっちゃか、子供たちはてんでに泣き叫び、A子は疲れ果てた顔をしている、ということも多い。基本的に階下の親父たちは頼まれたことでないと口を出さず、A子も普段から干渉されないことを良しとしているので、大変な状況になっても安易に下には頼れない。今は風呂上がりの祈の受け取りを頼んでいるくらいだろうか。夏休みに入っても3年担任の今年はなかなかゆっくりした時間が取れそうになく、和子が早く自立心を育ててくれることを期待するだけだ。
放課後の練習中、雲が重く垂れこめて殆ど手を伸ばせば届くんじゃないかと思われるほどだった。今にも降りそうだな、と思いつつ練習を終えて職員室に戻った途端に、バケツをひっくり返したようなスコールが始まった。今日はきちんとメニューをこなせてラッキーだったな。ただあまりに強い降りで、H本から「教官室の傘をお借りしてよいですか」と電話がかかってきた。プールからカッパの置いてある駐輪場に向かうだけでびしょ濡れになってしまうのだろう。大人はドアToドアの車移動で苦労知らずだが、生徒たちは雨に打たれながら部活で疲れた体を家に運んでいく。
今日も和子は「どうしてもママとお風呂に入る」と地団太を踏んでいる。A子はすでに祈と風呂に入っており、後れをとった和子がヒステリーを起こしているのだ。こうなるともう「一緒に入っていいから服を脱いでお風呂においで」と真っ当なことを言ってもダメで、ただただ泣き叫び続けるだけになってしまう。あまりうるさいので「和子、静かにしろ!」と怒鳴ってしまうが、却って火に油を注ぐばかり。結局唯がなだめて着替えを手伝ってやり、風呂場に入れてやることができた。子供の扱いで既に5歳児に負けている。俺の方こそもう少し忍耐力を育てないといけないね。