珍しく晴れた。布団を干したいが、日中のA子の仕事をこれ以上増やせない。自分で取り込める週末に晴れるのを待つしかない。唯も和子もすっかり早起きになって結構。祈まで起こされて、俺の日記つけ時間にお守をさせられるのが困ったところだが。上二人と違い、祈は大抵抱かれればピタリと泣き止む。大人しい子になりそうな予感だが…。

授業の合間に生徒指導が入ったりして、なかなかテスト作りが進まない。来週は監督表作りや週末には遠征も入ってきてしまうので、遅くまで残らねばならなくなりそうだ。宙ぶらりん状態だったもう一人の部員Mは、マネージャー的仕事を引き受けるということで残留を認める。H一人ではプール日誌や教官室の掃除など大変だと思っていたのでそれはいいのだが、毎日きちんと務められるかまだ心もとない。

練習を終え、歯医者で今回最後の治療を受けて帰宅するともう19時。子供たちは入浴を終えて夕食も終わったところ。A子はにこやかにテーブルについているが、「今回は本当に大変だった、『西日射す』状態だったよ」と笑顔のまま訴えるのが怖い。暑さを象徴するという狂歌「西日射す九尺二間の太っちょう背なで子が泣く飯が焦げ付く」を、子育て中のてんてこ舞い状態を表すものとして引用したようだ。すまんねえ、来週も遅くなりそうだとこの場では言えないな。

せめての手伝いにと、A子が祈を寝かせつけている間二人を客間で引き受ける。持ってくる絵本を読んでやると、和子がかわいい女の子が出てくる場面でそのセリフを言いたがる。昨夜寝室で、「くまのコールテン君」を読んで、俺がナレーション・和子がコールテン君・唯がリサ・A子がお母さんや店員のセリフを分けて読んだのが気に入ったらしい。まだ和子は部分的にしか字を読めないので、俺が耳元でセリフをささやいてやるのだが。