昨夜、久々に祈を風呂に入れたが、間が空いた分だけ成長を実感できた。以前は肘から手のひらにかけて全身を乗せ、楽々体を洗えていたのだが、昨日同様にやってみると足で肩を蹴られてしまい、安定して体を支えることが難しかった。首もかなり据わってきたし、順調に育っているなと嬉しくなる。風呂上がりに着替えのためばあばに預けると、きまって火のついたように泣いていたのも、どうやら治まったようだ。これからもじいじばあばには色々頼まねばならないから、慣れてくれないと困る。
学校での授業、極力機嫌良く振る舞うよう心がけて授業展開する。答えられなくても、反応が鈍くても、励まし、ヒントを与え、問題を変えて、とにかく答えさせて着席させる。まあまあ良い雰囲気で展開できたかな。3年特進の授業では、フランスのアフリカ横断政策を説明する際に「アルジェリアからサハラを東西に広げていく。またジブチ・マダガスカルを支配下に置き…マダガスカルってどこだか分かるか?」と振っておいて、「『ピーポーピーポー』『先生、もうダメでしょうか』『…いや、まだがすかる(まだ助かる)』」と一人コントをやって見せたら、あまりの唐突さに唖然としてしばらく経ってから肩を震わせ始めた。
午後に一コマやって年休をとり、唯のピアノ送迎。ずいぶん難しいことまでやるようになっている。帰りに学校に寄り、部活の締めくくりを確認および明日の練習を支持する。唯はプールサイドや体育館廻りをちょこちょこ動き回って、あちこちから「可愛い~!」と叫ばれていた。車に乗せて帰ろうとすると、練習を終えた剣道部の女子が大げさに手を振って見送るので、窓を下げて反応するよう促すと、唯の奴ちょこんと首をかしげて小さく手を振って返す。お前は皇族か!
帰宅、和子がぐずる中A子が悪戦苦闘して作ったアサリのクリームスパゲッティで夕食。A子が勧めてくれるままにワインをもらう。しかし疲れた体にアルコールが入ると、何もかも面倒くさくなる。風呂に入れ、洗い物をしている時に唯や和子が遠くから「ママー、ママー」とうるさいので、「遠くから呼ぶな、近くまで行って要件を言え!」と幼児に要求するには酷なことを怒鳴って泣かせてしまう。二人とも泣いてA子にすがっていたが、後からおずおずと「さっきはごめんね~絵本読んで」と和解にやって来てくれた。きっとA子が説き伏せて向かわせたのだろう。今はまだ威厳を保てているが、そのうち俺の方から折れなければ口もきいてもらえなくなるかも…。