どうやら和子の排泄自立は完遂されたようだ。「おしっこ漏れちゃう」と言ってトイレに駆け込むことができるようになり、まず失敗はない。大の方は数日前に一度漏らしてしまったようだったが、これももう心配なさそうだ。排泄前の膨満感って、急速に身についてゆくものなんだなあ。何よりオムツをはずして寝るようになって以来、おねしょを全くと言っていいほど(一度くらいしたかな?パッと思い出せないほど記憶にない)していないのが素晴らしい。思えば唯も失敗は数えるほどだった。二人とも正直俺の幼い時よりよほど優秀だ。
 
学校ではテストが始まった。監督の合間を縫って年休をとり、歯医者へ行くと「もうこれは抜歯ですね」とあっさり言われてしまう。毎日あれほど気をつけて歯磨きをしているのに、かぶせてあった内側から侵食がすすんでいたらしい。こうして1本また1本と、加齢とともに歯を減らしていくのだろうか。8020運動なんて、俺にはとても無理なことのように思えてきた。
 
しょんぼりして学校に戻り、放課後は職員球技大会。今年度から「あくまでも研修として」の名目がつくようになった。この時節対外的にいろいろ気を使うのかもしれない。以前はどの職場でもソフトボールだったのだが、最近は人が集まらず試合にならないからとソフトバレー。職員間交流の場がどんどんやせ細ってきている。楽しんで1勝1敗、いい汗をかいた。この程度の運動でも久しぶりなのだから、普段の運動不足を何とかしなくては。
 
年休をとって(よくとるね、既に年休簿の裏表を埋め尽くしそうだ)1時間早く帰宅、今晩はF市実家からもらった山菜を天ぷらにする約束なのだ。海老・ロース肉・椎茸・タラの芽・あした葉・コゴミと揚げていく。我ながら巧くいった、階下にもおすそ分けしよう。尤もお袋は糖尿で食べられず、親父だけの取り分となるが。和子は相変わらず海老ばかり欲しがり、唯はあまり食べたがらず。まあいいか、A子が喜んで食べてくれたから成功としておこう。