今日から四月、ちょうど桜も満開だ。でもここ数日は肌寒い日が続いていて、今日も朝から雨がしょぼついている。朝食は、目玉焼きを用意した他は食べる時に準備してもらおうと食材だけ並べ、ご飯が炊き上がらないので俺は部活に向かう途中のすき家で済ませる。唯が最初に起きてきて、出かけるときには和子も布団から声だけはかけてくれた。それにしても親父が体調不良で頼れないここ数日、俺が仕事に出てしまった後はA子も三人を相手に大変だろうなと思う。出金間際に義母から電話、義姉も昨夜日付が変わる頃、無事三人目を出産したという。おめでとう!
 
練習はいつものメニューに戻り、6,000弱。H高の部員たちはI先生から一時的に預かっているだけだという意識で接しているので、あまり叱ったり進んでコミュニケーションを図ろうとしたりしない。だからいつまでたってもお互いどこかよそよそしいままだ。せめてメニュー作成に対するこちらの意図を伝えようと、昨日から最後の挨拶時に耐乳酸トレの意味など時間を長めに割いて話しているが、これもどうも「今さらその程度のこと」と受け取られているようで、どこかぎこちなくなってしまう。俺がI先生に比べて指導者としてかなり格下だという劣等感が、その指導を受けている部員たちを前にして疑心暗鬼を生んでしまうのだろうなあ。
 
職場へ出向いて要録チェックを仕上げ、校長印を押していく。こんな単調な作業でも一学年分全部となると時間がかかる。昨年度はせめて自分の担任クラスは別人にチェックしてもらおうと、U先生の取りかかりを待っていたのだが、結局3学期までかかってしまった。自分でやってしまった方がずっと早いし精神衛生上も楽だ。あとは野球部監督のTさんが訂正を済ませてくれれば終了。その後は社会科資料室の整頓、教科主任として最後の務めだと自分に言い聞かせて、古い資料を選別しいくつも紙ひもで束ねる。かなりすっきりした。
 
帰ると姉貴と姪のMが遊びに来ていて、今度は和子の入園祝いをくれた。悪いなあ、Mの小さい時は俺はまだ学生だったので、何にもあげてなかったというのに。子供たちもMがいろいろと遊んでくれるので、雨の日の退屈がまぎれたようだ。夕食は冷やご飯でチャーハンを作り、昨日の雑煮の汁残りでワンタンスープも加える。もう何度も書いているが、今晩も食べる時になって「眠い~」とぐずり、食事が終わると元気になる二人。和子などあろうことか、テーブルについている時は「もういらない」とたくさん残したくせに、俺とA子が手分けして片付けてしまった後で「お腹すいた~」と言ってくる。全くもう、とっとと寝てしまえ!