夜中になんか泣き声がするなあと思い、眠い目をこすって子供部屋に向かうと電気がついている。3時過ぎの真夜中だ。どうしたことかと扉を開けると親父が立っていて、「和子ちゃんがベッドから落ちたようで、ドスーンという大きな音がしたから様子を見に来た。泣いているけど大丈夫なようだ」と教えてくれた。慌てて見るとベッドに寝かされた和子は激しく泣いてはいるものの、俺が添い寝してなだめるとすぐにまた眠りについた。コブもできていないようで安心した。いつもはベッドの脇にクッションを配置しておくのだが、この夜に限って寝つく時刻に録画作動したビデオのランプが光って眠りづらいだろうと、その前に積み上げて光を遮断しておいたのだ。怪我がなかったから良いようなものの、この顛末を知ったらA子に叱られるだろうなあ…と怖い思い。

再度寝なおし、起きたのは6時頃。子供たちも7時半には自分たちで目覚め、着替えさせて階下へ。あとから俺が下りて行くとばあば作の朝食をとっていて、唯が「和子を食べているの」という。何かと見たら、焼いた餅。和子のほっぺがプクプクしているので日ごろ「おもちちゃん」と呼んでいたのと結びつけたのだろう。一緒に朝ご飯を食べ、二人が今最も楽しみにしている「ハートキャッチプリキュア」録画したてを見る。唯はここオープニング曲やエンディングのダンスを覚えたくてたまらない様子。俺も一緒にせっせと覚えている途中。なぜかCD発売は3月の中旬だという。飢餓感をあおる戦法なのだろうか、でも熱しやすく冷めやすい子供たちをターゲットにするなら、放映開始直後から今頃が最大のセールスチャンスだと思うのだが。

唯・和子を乗せ、A子の実家に向かう。途中スーパーでお昼ご飯用に持ち帰り寿司などを買う。二人でプリキュアごっこをしている子供たちは、珍しく買い物に付き合わず車の中で待っていた。4日ぶりにママに会えて二人とも大喜び。唯はさっそく祈を抱っこしたがるが、首がまだ座っていないので危なっかしくて仕方ない。お昼を食べ、お絵かきや工作をして、祈をベビーバスで風呂に入れ、唯のピアノ練習に付き合い、あっという間に時間は過ぎる。17時を過ぎた頃に帰宅。前もって言い聞かせてあったからか、和子もそんなにぐずらず車に乗り込むことができた。むしろ悲しそうな顔をしたのはA子。子供たちと離れて過ごすのがよほど辛いらしい。

途中ファミレスによって夕食。和子はお子様ランチをほぼ完食、唯は半分ほどだったがデザートの苺プリンは瞬く間に平らげていた。早めに入ったからすんなり食事できたが、清算する頃には入り口で長蛇の列ができていた。金額的には1.5人分程度しか利用していないのに、長い時間大きなテーブルを占領して悪かったなあ。その後の45分ほどの道中も珍しく二人とも起きていて、家について風呂に入れることができた。絶対眠ってしまうと覚悟して、レストランを出た後駐車場で歯磨きと和子のおむつ替えを済ませておいたのだが、意外だった。今日A子からプレゼントしてもらった新しいパジャマ(唯は新プリキュア、和子はみみりんの柄)を早く着たいという一念が眠気を奪っていたのかも。