すっかり暖かくなって、明け方の暖房が要らないくらいだ。夜中も子供たちは寝ているうちに布団をはいでしまって、和子などは90度横に曲がって枕の上に寝ている。寒さが薄らいだとはいえ寝起きが良くなるわけではないようで、今朝はかなり苦戦。でも起こしているのがA子でなくて俺だと気づくと、不承不承ながらも二人とも起きてくれる。甘えが通じない相手だと認識しているのだろう。子供たちを着替えさせ階下のテーブルにつかせて、俺は台所で立って朝食を済ませ、あとはお袋に任せ出勤。

毎日測っている血圧は、はっきり体重の増減との相関関係を示している。72kg台の時は150-100の高血圧だが、最近忙しくてちょっとやせ、70kg台になったせいか130-90近くまで落ち着くようになった。正常血圧まであと一息だ。殆ど酒を飲まなくなったのも好影響を与えているのかも。職場では明日特休をとるために仕事にスパートをかける。要録の校長ハンコをやっと済ませ、U先生と二人で今のクラスに仕分け直す。やればすぐできることを延ばし延ばしで結局一年近く先送りしてしまった。

一時間年休を取って5時前に帰宅し、二人を乗せてA子の待つ産院へ。今晩の夕食はお袋が作ってくれたお握りや煮物を弁当にして、A子の入院室で一緒に(と言っても彼女は病院食だが)食べるのだ。ママに会うと子供たちは俄然わがままになってしまい、うるさくはしゃぎ回って言うことを聞かない。つい俺の注意声も怒気をはらんでしまう。A子はそんな俺をたしなめ、優しく子どもたちを受け止めてやっている。夜も授乳でほとんど眠れていないのに、大した包容力だ。日中会えていないから余計に優しくなれるのかな。

大いに未練を残しながら帰宅。入院室で歯磨きも済ませてしまったので、帰ったら風呂に入れて寝かせるだけだ。A子の前でさんざんわがままに振る舞えたので、帰った後は比較的素直に行動できる。祈の体重回復もまあ順調で、明日はやっと退院の予定だが、それから1週間A子は実家で赤ちゃんと過ごすことになり、俺たちの疑似クレイマー父子関係はまだ続くことになる。なんて、これだけじいじばあばに頼っておいて大変だと愚痴をこぼしていたら、本当の父子家庭に鼻で笑われてしまうなあ。