和子は夜中に嘔吐・下痢を繰り返し、洗濯物が山になった。先日行ったばっかりだが、また医者に連れて行かねばなるまい。あいにく授業の詰まっている午後にしか予約を取れなかったので、定期健診を終えたA子に行ってもらうことにする。朝食は一応ご飯と納豆(と残り物の野菜スープ)を用意したが、和子の分は別にお粥。上と下から出しているので水分補給が大切、ポカリをサーバーに用意してせっせと飲ませるようにしよう。と言って世話するのはA子とばあばなのだが。後ろ髪を引かれる思いで出勤。

仕事を定時に終えて急いで帰宅、通院の結果を聞くと「溶連菌感染症」と診断されたという。喉の炎症からいろいろ不調を引き起こすらしいが、周囲への感染性は低いらしい。俺も朝から下痢気味でもしやと思っていたが、まず成人男性に感染することはないのだそうだ。昨日ワインを飲みすぎたせいかな。夕食は煮込みうどんを作る。大人用にタコとトマト・若布のポン酢和えも。和子はまだ食欲があまりないようだ。

唯と和子は一緒に遊んでいても、唯が和子の使っているおもちゃを「ちょっと貸してね」と言って取り上げてしまい、和子が大声で泣き出すといったパターンが繰り返されている。いつもは「唯、和子のを取っちゃダメでしょ」と言ってたしなめ、唯が投げるように返すのでまたそれについて注意する、といった形になってしまう。今晩はちょっと大人しめに「唯、和子も使いたいようだから我慢してくれる?」と優しく言ったら、俺の方を向いてじっと困ったような笑うような顔をしてみせ、それがくしゃっと潰れて大粒の涙が流れだした。こんな切ない表情をしてみせたのは初めてじゃないか。いつもお姉さんばかり注意されて唯も我慢してきたことが多かったのだろう。

風呂上がりに(和子は今晩の入浴はやめておく)昨晩も見たシンケンジャーの録画続きを四人でじっくり鑑賞。放送は昨日の日曜で最終回となっているのだが、我々が見ている分ではいよいよ志葉家の本当の当主が登場し、それまでレッドとして戦ってきた丈瑠は影武者だったと分かって一同びっくり、という場面だ。見ている我々もびっくり、幼稚園児にはこの複雑なストーリーは難しすぎるのではないか。正直我々も続きが気になって仕方ない。