寒さはさほどでもなくなったが、毎朝出勤時に車のドアが凍りついてなのか開けにくくなっている。もう買って10年になろうかという代物だから、あちこちガタが来ているのかもしれない。出勤して午前中は短縮日課の授業、午後は球技大会決勝トーナメント。我がクラスはハンドボールとサッカーが勝ち残ったが、女子のハンドは準々決勝で、サッカーは決勝で敗れてしまった。どちらもグランドで行われたので、ずいぶん長く外で応援していたのがまずかったか、今年初の花粉症状が出始める。おいおい早いなあ。

今日も定時に帰る。これだけ残業時間が少ないのも教員になって初めてのことだろう。夕食はお袋がおでんを作っておいてくれたので、特に用意せずに済んだ。A子は先に済ませ、ピアノレッスン生徒を迎えている間に俺が二人と夕食。しかし水曜のレッスン生は妹がついてきて唯たちと一緒に遊びたがるので、結局はいい加減に食べ終わりテーブル席から降りてしまう。俺一人席に残り、熱燗のお代りをしていたら気分良く酔ってしまった。

それでも二人を風呂に入れる。唯も和子も自分たちがプリキュアの登場人物になりたいらしく、「誰に似ている?」と俺によく聞く。唯は髪形からラブかなあと答えると「やったー」と喜び、和子はおむつが取れないからシフォンかなあと答えると「違うー、和子はパイン」と主張する(だったら聞くなよ)。「和子はまだおむつだから、桃園ラブじゃなくて『わぶ』だね。蒼野ミキじゃなくて『わき』」と、くだらない話しかけをしていると、横で聞いていた唯が「山吹『わのり』だね」と、俺の言い変えの法則(なんて言うほど大層なものじゃないが)をすばやく理解して、一人残ったプリキュアの名前に応用して当てはめるので、言葉をとらえる敏感さに感心した。

和子も頭のいい唯と常時接しているので、言葉や数の面でずいぶん成長した。絵本にも興味を高めているしピアノの練習も一緒にやりたがる。風呂から上がるときの数かぞえも、1から20くらいまでは自分で言えるようになっている。問題はおむつだ。この春から幼稚園通いが始まり、園の方針でおむつは外して通園させねばならない。それまでに排泄自立が完成すればいいのだが。しかし唯も完全に自立するまでに3年と10カ月かかった。しばらくはお漏らしを覚悟で着替えをたくさん持たせてやるしかないかも。こういう状況を思うと、3月生まれは発達段階で同学年の他の子から後れをとりがちで可哀そうだ。