寒い日が続く。でも昔の冬は毎年こうだったと思う。朝に氷がはって、ほっぺたが赤くなるほど外気が冷たくて。それが何週間も続いたのが子供の頃の冬だった。ネットに書きこまれた意見を読むと、「そら見ろ、こんなに寒いんだからやっぱり温暖化説なんて嘘っぱちだ」なんてよく目にするが、迫りくる現実を直視できなくて必死に否定しているように感じる。この普通の寒さが特別扱いされるほど、温暖化は間違いなく進んでいるのだ。叉焼レタスの卵炒め・お袋の豚汁で朝食。

職場ではいろいろとストレスを感じる。特に学年の教科選択からクラス編成にかけての仕事、Uさんに託したところで修学旅行前からピタリと止まったままで、何度せっついても動き出さない。このまま年度末を迎えて、ギリギリになってこちらに放り返されることだけはやめてほしい。今特に抱えている仕事がないので俺が動いてもいいのだが、「大丈夫やりますから」との一点張りなので手の出しようがない。要録の準備もあるし、彼とコンビで仕事をするのは全くやりにくい。何だか昨日今日と仕事の愚痴になってしまった。

定時に帰宅。今月はまだ残業が全くない。こんなことは教員になって初めてだ。だんだん自分が普段軽蔑しているダメ教員に近づいて行っている気がする。今日も帰る段になって、同じようにそそくさと駐車場に向かうT田氏と一緒になり、複雑な気分になる。まあ仕方ない、俺は帰って夕食の準備、お袋に預けられている和子の引き取りという使命があるのだ。職場でどうでもいい仕事に一生けん命なふりをするより、俺にしかできない必要とされていることに取り組むのは当然じゃないか。

夕食は、A子が買っておいた豚コマを片栗粉にまぶしてタマネギと一緒に炒め、ミックスベジタブルと一緒に酒・酢・ケチャップのソースで煮る。黒砂糖で甘みを加え、手抜き酢豚の出来上がり。薄切り肉なので揚げなくても火が通せるのだ。豚汁の残りと合わせて、豚がかぶってしまったがとりあえず家にあるもので準備完了。レッスンから帰ってきた唯とA子を迎えて夕食。こうやって家事に、子供たちに関わって過ごすことに、意義を感じこそせよ後ろめたさなど全く不要なはずだ。少なくとも後5年、生まれてくる第3子が手を離れるまで、この生活を守っていきたい。