修学旅行三日目、他のクラスでは体調不良者や発熱者が出ているようだが、うちのクラスはみな至って元気。ただ、恐れていた天候の悪化が現実のものに。今日は現地の小学校訪問でドッヂボール大会をやろうという予定だったのだが、グランドが使えず授業にそのまま参加することになる。生徒を8人程度ずつ各教室に送り込むが、クラスによっては上手く溶け込んで授業に参加できているものの、まるで置き物のように後ろに並んで座り見学しているだけの集団も。小学校なのに一コマ1時間半の長さで、ずっと聞いているだけでは退屈だったろうと同情する。

食堂にステージがしつらえてあって、児童たちや先生たちが歌や踊りを披露してくれる。発表者たちもそれぞれ堂々とした演じっぷりだが、一緒に見ている現地生徒たちの歓声がものすごく、やはりアメリカ的な反応だなあと思う。若い女性先生たちがフラダンスのような踊りを見せてくれている時、いかにも悪っ小僧という感じの児童が2名ほど、大声でなんだかやじった。するとこれまたいかにもな真面目女性教諭が飛んできて、強い剣幕で叱り始めた。他の生徒もめいめいがてんでに声をかけているのに彼らだけが叱られたのは、きっと何か卑猥な声かけをしたんじゃないか、と思うのだが。

後半時間が押してしまって、プレゼント交換が慌ただしかったのが残念だった。午後は班研修。3組担任のTさん、5組副担のMさんと3人で中心街でショッピング。社会科教諭用にベタなグアムTシャツを土産とする。唯・和子にはもう少しセンスのよさそうなTシャツをと思うが、結局超ベタの「I ♡ GUAM」シャツも買ってしまう。そういえば昨日の夕食後に部屋から国際電話をかけ、二人とちょっとだけ話した。「元気だよー」「いい子でねー」ぐらいなのだが、後でフロントに聞いたら19ドル何十セントとかだった。A子用にも、いかにも彼女が好きそうなエスニック風Tシャツを購入。あとはそれぞれの実家に配る用のクッキー。

夕食は例によってバイキングだが、今晩はホテルのポリネシアンダンスショーつき、ビーチサイドの観客席に案内される。それにしても贅沢な修学旅行だ。松明バトンを持った踊りなどスリリングなものもあったが、中にはセクシーさを前面に出したフラダンスもあり、果たして教育の場にふさわしいか微妙なところだ。それにしても飛び入りで参加させられたうちの生徒たちは、なかなか堂々とダンスを真似ていて大したものだと感心した。夜は、いつものN・T・M氏たちと俺の四人で、明日で最後だとかなりの量を痛飲。気付くと1時を回っている。旅行の疲れの一番の原因は、この夜の飲み会だと思う。