週明けに修学旅行が迫っているのに、まったく準備をしていない。係でないとこうもずぼらになるものか、と我ながらあきれる。朝食にソーセージとキャベツ炒め。

学校ではテスト監督・授業・修学旅行諸注意伝達・テスト追試など忙しい。保健教諭が毎日の検温票提出をうるさく言ってきたり、インフル明けの生徒に対する処遇などで俺が意見を返したため、ちょっと対立気味。俺が保健室に入って行っても明らかに無視している。去年から一緒に働いているこのO川さんが、こんなに私的な感情をむき出しにするおばさんだとは知らなかった。当日に検温票を忘れさせないためにも「忘れたら保健室で測ってからでないとバスに乗せない」と伝えていいか聞くと、大げさに顔をしかめて「出発直前にそんな対応とてもできない!忘れないよう徹底指導してくれなきゃ」と、俺の顔を見ず補佐講師の方を向いて愚痴るように言う。だから、実際測るんじゃなくて忘れさせないためのブラフとしてそう伝えていいか、と聞いているのに。

保健室の指導に協力するつもりで、わざわざ確認した俺がバカだった。当日忘れる奴がきっと出るだろうが、口頭でチェックするだけで乗せてしまおう。それにしても生徒ならともかく同僚の職員からあからさまに嫌悪の表情を向けられたのは久しぶりだ。その後ずっと不快な気分が続いた。この狭量なおばさんが旅行に同行しないのが、せめてもの救いだ。

今までやった分のテスト採点やノートチェックを終え、自習分の課題も作り終えた。もうこれで今のうちにやっておくことはないはずだが…。帰ってA子作の鶏とほうれん草のクリーム煮。ワインを飲み始めたら止まらず、あっという間に一本空けてしまう。子供たちを風呂上がりから受けとって、客間で歯磨きさせた後に相手をしていたら、いつの間にか眠ってしまった。あとで聞いたら、唯が心配して布団をかけてくれたんだと。クー、泣かせるなあ。