先週末の大会でとりあえず部活シーズンはオフに入り、土日は解放されたわけだが、それを待っていたかのようにA子が合唱指導で一日家を空けるため、今日は俺が責任もって子供たちの相手をせねばならない。部活指導していた時の方が、A子が子連れで実家へ行っていたことを考えると、ずっと自由時間があったわけだが…まあ子供の相手ができるのも今のうちだけだというし、前向きに楽しもう。朝食は納豆・ジャガイモと若布の味噌汁・ピーマンと舞茸・モヤシの炒め物。今日もベジタブリッシュに決められて満足。

A子を送り出した後、子供たちを連れて買い物。もう和子はすっかりカートに乗りたがらなくなった。唯と一緒にちょこちょこ店内を駆け回る。傍から見れば可愛らしいなあと目を細めたくなる光景だろうが、迷子になりやしないか、商品をいじり倒しやしないか、気が気でない。幸い唯がしっかりしてきて、ある程度は和子の暴走をストップさせてくれるので、多少目が離れても大丈夫にはなった。ご褒美に子どもリンゴジュースを買ってやる。

帰って「ピタゴラスイッチ」を見せている間に夕食の餃子準備。具はキャベツとニンニク・豚ひき肉だけ、出汁醤油を少し混ぜ入れておく。昼飯は簡単に卵うどん。ちょっと汁が辛かったようだが、朝に続いてよく食べてくれた。二人で遊んでいる間に「天地人(関ヶ原の回)」を見ていたら、当然だが寄ってきてなんだかんだ言いながら一緒に見ることになる。そのうち和子は寝てしまい、俺は唯と今日から始まる第二部の体操教室へ向かう。本当は唯を昼寝させてから行きたかったのだが…。

前回と同じ跳び箱・マット・鉄棒・手具の四種類だが、年中さん対象ということもあってか特に鉄棒の指導員がなかなか厳しい。飛びついて「小鳥」の姿勢で全員がそろって10秒数えるのだが、腕力の弱い唯はすぐに落ちてしまう。指導員の「あ~6で止まっちゃった」の声を聞いて、焦ってまた飛びつこうとするが上手く行かず、ついに泣き出してしまった。楽しく過ごさせる体操教室のつもりだったのに、なんだろうこのスポ根主義は。

車中で着替えさせ、近所のお友達の家へ送る。今日は「お月見泥棒」で、子供たちで近所を回ってお菓子をもらうのだ。うちも段ボール箱一杯用意してあったが、俺が玄関の中に入れておいたためしばらく捌けず、唯が帰ってきたときにお友達のお母さんから聞いてあわてて出したが、それからものの30分もしないうちにあらかたなくなってしまった。中には中学生になっても集めて回る奴らがいるというから、いくら用意しても足りないだろう。実際、唯も用意した袋に入りきらないほどのお菓子をもらって大満足で帰ってきた。それを見た和子の興奮すること。

A子が帰宅して、夕食は焼き餃子とスープ餃子。スープの具は他にエノキ・人参・キャベツ・オクラ。いやー、俺の餃子人生史上最高に上手くいったよ。焼き色はきれいについたし、小ぶりの一口餃子にしたのも良かった。子どもたちが先を争ってパクパク食べる姿を見て、胸が熱くなった。正直、冷凍物などよりずっと旨くできたと思う。量を控えているA子もスープをお代りしてくれたのは何より。やはり料理する人間にとって最大の喜びは、美味しいと食べてくれる姿だなあと、当たり前のことをしみじみ思う。