朝食に一昨日の残りのてんぷらを乗せたそばを作る。子供たちが珍しく自分から「ジャーン!」と言って起きてきた。機嫌よさそうで何より。親父とお袋は早朝から連れ立って旅行に出かける。ミステリーツアーとかで行き先は分からないらしい。今日は親父の誕生日なのだ。去年喜寿のお祝いをしたから今年は78歳か。明日帰ってきたら皆でケーキを食べよう。

学校の仕事をいろいろ慌ただしく済ませ、14時から年休。A子が唯をピアノレッスンにつれて行く間、和子の面倒をみるため。親父お袋というピンチヒッターがいないと、俺が打席に立つしかない。朝と違って唯はやけにぐずぐず支度を遅らせていて、早く出発しなければならないと焦るA子を苛立たせている。以前A子に言われたが、人が怒っているのを見ると自分は醒めるものだ。優しく説き聞かせ、何とか送り出す。いつもとは役割が逆だね。

和子はちょこちょこ「これ読んでー」「くるくるやってー」「一緒に遊ぼう」と迫ってくるが、でもだいぶ一人で過ごせるようになって大助かり。絵本を読んだりアンパンマンのビデオを見たりして平和に過ごす。赤ちゃんの時は、かあかがいないといつまでも泣き続けたっけなあ。夕食にボイルソーセージと刻みキャベツ、茄子とピーマン・モヤシのニンニク炒め、ワンタンスープの残りをそろえ、母子の帰りを待つ。

A子がワインを買ってきてくれたので、つい1本空けてしまう。幸い風呂は「今日はかあかと入る日だよ」と唯が主張してくれたので、その間ゆっくり新聞を読むことができた。酔っ払って眠いのを我慢しつつ、歯磨き&絵本読み。「僕のタガメ」という紙芝居で兄弟ゲンカのシーンを臨場感たっぷりに読んだら、和子が腕で顔を防ぐように怖がって、でも興味いっぱいに聞いていた。寝室を抜け出て自分の布団に横になっても、二人は絵本を持ってついてきて「これ読んでー」攻撃をやめない。1冊ずつ読んでやってやっと解放された。