今朝は唯が何とか起き、ラジオ体操へ。今にも降り出しそうなどんよりした空。今週末から来週にかけて親戚の宿泊が続くので、来客用の布団を干しておきたいのだが、なかなかその機会が得られない。A子がハムトーストを焼いてくれたのを朝食にして部活へ。今日は街中がやけに混んでいて、M高集合時間に遅れてしまう。それでも何とかアップ開始には間に合った。

M高に着いた頃から空は晴れわたり、強烈な夏の日差しがプールサイド一杯にそそぎ始める。練習を見ていると、空からの日差しと水面からの照り返しとで上下から光線を浴び続け、日焼けサロンにいるかのようにむらなく焼きあがる。一緒に参加しているK東高のY先生などまだ若い女性なので、長袖・首タオル・日傘で防衛に努めているが、プールは日焼けを防ぐのに最も不向きな場所だとしみじみ感じ入る。午前は100m×10のレペテーションをメインとした7000m。

昼を近所のバーミヤンで過ごし、I先生・E先生お二方の水泳指導にまつわる苦労話を拝聴する。特に国体遠征は雨の中の場所取りなど雑用にも奔走させられ、自由な時間がほとんど取れなかった(それは今もあまり変わらないのだが)そうだ。家庭第一主義で部活にかかわっている俺などはただただ小さくなって恐縮するしかない。だって俺がここで「私も毎日のご飯準備や洗濯、子供の寝かせつけなどで息つく暇もないんですよ」と対抗したら、「それはお幸せな毎日ですね」と返されて終わってしまうだろう。自分の時間がほとんどないのは変わらないのに、それが公の理由であるか私の理由であるかによって社会的評価は全く違うものだ。

午後も強烈な日差しは変わらず、200×20のディセンドインターバルなど7500mほど。昨日と今日がシーズンのクライマックスと言える練習量だろう。来週はH高でI先生のメニューに取り組んでいくことになるので、まだまだ厳しさは続くが。それにしてもIfは弱音も吐かず淡々とよくこなしている。タフと思われたS嬢のほうが、不調を訴えたりして今ひとつの取り組みだ。いやこの強化練習に参加しているほとんどの者が、これまでのハードな練習で既にどこかしら不具合を抱えている。途中でリタイアしてしまった者も少なくない。Ifはこの集団の中では泳ぎは遅いほうだが、その頑張りで他の先生方の注目を集め始めている。

練習を終えて、頼まれていた買い物をいろいろ済ませて帰宅。今日は母子が実家に泊まるため久々のシングルナイトだ。明日の唐揚げ用の漬け込みを済ませた後、テーブルを寝室に持ち込んで飲み食いしながらだらだらテレビを見て過ごす。こんな行為がもう本当に久しぶりの贅沢だ。部活指導に情熱を注ぎ続けている先生方にいつも劣等感を抱いてしまう俺だが、こんなささやかな贅沢に幸せを感じる人生もまあいいのでは、と負け惜しみでなく思う。