いつものように起きて一連の家事。今朝はお握りをたくさん作って、朝昼の母子の食事に備える。思えば唯や和子が生まれたてのとき、アパートの台所でよく作ったっけ。A子もこのところちょっと痩せてしまっているようなので、ご飯をたくさん食べてもう少しふっくらしてもらいたい。起きてきた子供たちはさすがにお握りだとよく食べる。ただ二人とも梅干は食べられず、シャケやタラコなど高価な具ばかり欲しがるのが難点。

学校ではテスト問題作りに追われる。LHRも副担に頼むが、やる気のないこの先生、職員室の机にいろいろ連絡メモや配布物を置いておいたのに、ずっと籠もっている準備室からそのまま教室に行ってしまい、慌てて届けるはめになる。俺が思わず「先生、職員室の机くらい確認してください」と苦情を言うと、生徒達の間から失笑が漏れる。してみると氏の勤務ぶりは生徒にも周知されていることなのだろうか。

それでも定時に帰り、A子に喜ばれる。夕食はインスタントのミートソースにソーセージ・玉葱・シメジ・赤ピーマンを加えて絡めたスパゲッティ。手軽に作ったが意外にいける。唯は相変わらず食事時になると「眠い~」とぐずる。そのくせ食事を終えると元気になって、おやつまで要求するのだから図々しい。今日も風呂はA子。歯磨きもA子。大変だとは思うが、子供たちが口をそろえて要求するのだから仕方ない。

A子もイライラが募ったのか、俺に介助を求めた時の返事が嫌そうだったと、風呂上りに苦情を言う。返事が悪かっただの、表情がきつかっただの、正直そこまで難癖をつけるかと思える苦情をよく言う。そんな態度まで模範的であらねばならないのなら、俺はストレスを抱えて破裂してしまう。俺が納得していないのが感じられたのか、その後寝室の戸をぴしゃりと閉めて一人で子供たちの世話をしている。まあいいや、たまには一人でゆっくり過ごさせてもらおう。