今朝は唯がぐずったなあ。寝起きの機嫌が悪いのはいつものことだが、なかなか着替えようとせず俺がちょっと手を貸したら、「初めからかあかと一緒に着替えたかった~」と言って大げさに泣き出す。唯はこのようにはっきり態度を示さずにいて後から「○○したかった」と駄々をこねるのが多くて困る。「明日はもっと早く起きてかあかとピアノやろうね」と諭されると、「6時におきる」だって。本当かよ。

学校は相変わらず。課題を出さない女子生徒の態度を見かねて、久々に叱る。この子は叱られてすぐ変わるような奴じゃないが、クラス全員の前で厳しい姿勢を示せた事が集団の意識向上につながってほしい。放課後の部活は大会直前なので殆どチョイスメニュー。お陰で俺もほぼ定時に帰れる。家ではA子がピアノレッスン中で、両親が子供たちに飯を食べさせてくれていた。唯は疲れたのか突っ伏して寝ている。二階のベッドに運び、和子の相手をする。機嫌のいい和子は本当に可愛いのだが。

レッスンを終えたA子と俺の分の夕食に、豚骨ラーメンを作る。出来上がる頃に唯が起きてきて、「ラーメンほしい」と言うので皿に取り分けてやると、何だかんだと遊んで一向に食べようとしない。聞くと「食べるよ」と言うくせに全然手をつけないのだ。これで俺たちが食べてしまうとまた「食べたかった~」と泣くのだろうなと、我慢して待っていたら結局「いらない」と残してしまった。伸びてまずくなった麺を文句も言わず啜るA子。うーん、子育ては不条理との戦いだと改めて思う。

風呂は二人ともかあかがいいと言うのでA子に任せる。風呂上りの歯磨きも唯だけ、今晩も「千と千尋」の続きを見る。何だか俺達の方が夢中になって続きを楽しみにしている感じだ。8年ほど前の封切り以来だが、再見するとディティールの細やかさ、キャラクターの圧倒的なオリジナリティー、全体的に醸し出される独特の神秘性に惚れ惚れしてしまう。宮崎ワールドの中でもNo.1の作品ではないだろうか。