俺も喉のいがらっぽいのが続いている。来週は頭に研究授業、週末にH湾大会、来週は文化祭準備と行事が立て込んでいて休んでいられない。どうか悪化せずにこのまま治ってほしい。今日は部活休みなのでゆっくり寝ている。と言っても6時には起き、朝の一連の用事。母子がなかなか起きてこないので、昨日の残り物で先に朝食を済ませてしまう。8時近くなって起き出した三人のためにうどんを茹で、A子実家からもらってきた天ぷらを乗せる。朝から雨、ハイキングと張り切っていたA子は恨めしそうだ。

たまには家でゆっくりするのもいいじゃないか、インフルエンザも怖いことだし・・・という俺の理屈は通らない。せっかく俺が休みで家にいるのに、活用しない手はないと考えているのだろうか。いろいろ検討しているうちに雨も上がり、結局近場ではあるがFダム湖の吊り橋に行くことに。あわよくば川くだりの遊覧船にも乗ろうかと思ったが、これは人数が集まらないと出航しないとのことで断念。橋の手前にある道の駅に着いて、ここは俺とA子が結婚ホヤホヤの時に来たところだと思い出す。そういえばその時も吊り橋を渡ったんだっけ。もう8年近く前の話だとは言え、忘れてしまうものだ。

和子は抱っこされると「自分で歩く~」とぐずるくせに、降ろすと寝そべってしまったり、橋の欄干に掴まって動かなくなったりで全然進まない。橋を渡った先の湖畔公園でパンの昼食。俺が自分用に買ったのど飴が二人に大人気で、取り合いの火花を散らしている。四種の味があるのが揉め事の元で、やれぶどうがいいの今度はレモンにしときなだの二人で言い合っている。そうこうしている内にまた雨が落ちてきて、急いで車に戻る。ダムの放流口を見物して、帰宅途中に二人とも寝入る。

眠った子供たちをうまく客間の布団に移すことができた。A子と二人、寝室で録画した清志郎の追悼番組を見る。特にA子が昔から彼のファンで、その偉大さを改めて感じ入っている。俺も彼の歌は、と言うよりその独特な歌唱が好きで、声を聞くと高校時代が蘇ってくる。ベストCDを聞きながら夕食の用意。今晩は簡略にシシャモと味噌汁の残り、実家天ぷらの残り。子供たちはまたパンがいいと言うのでハム卵サンドを作る。シシャモをほしがった和子にそのまま与えたら、頭からかぶりついて全部食べてしまった。もう見かけで好悪を判断してしまう唯にはできない芸当だ。清志郎の歌が胸に染みる夜、俺にとってのベストソングはやはり「スロー・バラード」かな。