和子もずいぶん成長したと感じる。かあかべったりなのは相変わらずだが、これまで「ダメだよ」と注意されてきた事を次第にやらなくなった。主に食事中の悪ふざけだが、手当たり次第に物を落とす、口に入れたものを吐き出す、ガチャガチャ音を立てて喜ぶ、等の行動がだいぶ減ったように感じる。注意されても平気な顔でニヤついていたのだが、それなりに彼女の心に届いていたのだろうか。まあ人は誰だって成長するわけなので、至らぬところが数多く目についたとしても、日々焦らず接する事が大切なのだと実感。
残り物で朝食を済ませ、出勤。唯はピアノ練習、和子は俺に絵本をせがんでいたが、「もう出かけるから」というとあっさりあきらめて子供部屋で一人遊びをしていた。学校ではテスト問題作成の続き、再来週に組まれてしまった研究授業の指導案作りなど、相変わらずやることは多い。とにかく明日から始まる今年度初の定期テストが、集団・監督配置の疎漏なく運営されていくことを係として祈るばかりだ。LHRで制服作成会社による「正しい制服の着かた」セミナーという新しい試み。教員がガミガミ注意するよりは説得力があろうが、それでも「大人の論理」の押し付けには違いない。生徒達の白けた雰囲気もまあ当然か。
今日は定時きっかりに帰宅、昼寝していた二人を起こしてスーパーへ買い物。唯の遠足用のおやつと今晩の夕食材を買うため。A子の提案で「唯自身にお金を払わせてみよう」と小銭入れを持たせてあったのだが、やはりレジでお金を出すのに手間取る。俺がやろうとすると「唯がやる」と拒否するし、レジの後ろに人は並ぶしで冷や冷やした。後でA子に言ったら「そんなの待たせておけばいいんだよ、子供に優しくゆとりを持てる社会じゃなくちゃ」と仰るが、小心者の俺にはそんな泰然とした態度は取れない。せめて家でレジ支払いの練習をさせてから実地にやらせてみるというのが、ゆとりのない現代社会でのマナーだろう。
A子はPWへピアノ指導に行っており、21時まで子供たちを任されている。夕食は麻婆豆腐、豆腐の水切りが不十分だったせいか水っぽい仕上がりとなってしまった。でも和子はよく食べる。唯は「お腹が痛い」と言って殆ど手をつけようとせず、正露丸を飲むかという問いかけに「飲む」「やっぱりやめる」「やっぱり飲む」を繰り返すので、つい「はっきりしなさい」と叱ってしまい、ますます拗ねて食べなくなる。でも茶碗に半分ほどは食べたかな。風呂に入れ、二階でクッキーと牛乳(これはよく食べる、当然だが)を与えているとA子帰宅。突然明るい表情になる唯、今日は和子よりもかあかを待ち望んでいた様子だ。それだけ俺の元では甘えられないと感じているのだろう。
残り物で朝食を済ませ、出勤。唯はピアノ練習、和子は俺に絵本をせがんでいたが、「もう出かけるから」というとあっさりあきらめて子供部屋で一人遊びをしていた。学校ではテスト問題作成の続き、再来週に組まれてしまった研究授業の指導案作りなど、相変わらずやることは多い。とにかく明日から始まる今年度初の定期テストが、集団・監督配置の疎漏なく運営されていくことを係として祈るばかりだ。LHRで制服作成会社による「正しい制服の着かた」セミナーという新しい試み。教員がガミガミ注意するよりは説得力があろうが、それでも「大人の論理」の押し付けには違いない。生徒達の白けた雰囲気もまあ当然か。
今日は定時きっかりに帰宅、昼寝していた二人を起こしてスーパーへ買い物。唯の遠足用のおやつと今晩の夕食材を買うため。A子の提案で「唯自身にお金を払わせてみよう」と小銭入れを持たせてあったのだが、やはりレジでお金を出すのに手間取る。俺がやろうとすると「唯がやる」と拒否するし、レジの後ろに人は並ぶしで冷や冷やした。後でA子に言ったら「そんなの待たせておけばいいんだよ、子供に優しくゆとりを持てる社会じゃなくちゃ」と仰るが、小心者の俺にはそんな泰然とした態度は取れない。せめて家でレジ支払いの練習をさせてから実地にやらせてみるというのが、ゆとりのない現代社会でのマナーだろう。
A子はPWへピアノ指導に行っており、21時まで子供たちを任されている。夕食は麻婆豆腐、豆腐の水切りが不十分だったせいか水っぽい仕上がりとなってしまった。でも和子はよく食べる。唯は「お腹が痛い」と言って殆ど手をつけようとせず、正露丸を飲むかという問いかけに「飲む」「やっぱりやめる」「やっぱり飲む」を繰り返すので、つい「はっきりしなさい」と叱ってしまい、ますます拗ねて食べなくなる。でも茶碗に半分ほどは食べたかな。風呂に入れ、二階でクッキーと牛乳(これはよく食べる、当然だが)を与えているとA子帰宅。突然明るい表情になる唯、今日は和子よりもかあかを待ち望んでいた様子だ。それだけ俺の元では甘えられないと感じているのだろう。