暑いので窓を開けて寝ると、朝になって小鳥のさえずりで目が覚める。ウグイスやらカラ類やら賑やかに鳴き交わしている。さすがに明け方はまだ肌寒い。子供たちは寝かせつける時には掛け布団を嫌がって剥いでしまうが、朝になってお腹を冷やしていやしないだろうか。まあその辺はA子がしっかり目を配ってくれているだろうが。母子が起きてピアノ室に行っている間に出勤。

テスト問題やPTA総会資料の作成で今週も1度くらいは遅くなりそうだと言ったら、A子のリクエストで今日にしてくれとのこと。明日はPWで、明後日は自宅でピアノレッスンが入っているから俺にいてもらいたいのだろう。覚悟を決めて放課後居残り、パソコンの画面を見つめ続ける。それにしてもIH予選真っ只中で部活指導に忙しい先生方はともかく、職員室に遅くまで残っている先生方が多いことに改めて驚かされる。独身や子育てを終えた人たちならまだ分かるが、俺と同じような境遇の者も当然の顔をして居残っている。仕事に専念させてもらえて羨ましいという感情が半分、家族に必要とされていないのでは?と哀れに思う感情が半分。大きなお世話か。

18時すぎにA子から電話、唯と和子が行きたがっているので夕食を弁当にして持って行くとのこと。ありがたいなあ、その言葉を励みに残りの仕事を頑張る。20時近くなって母子来訪、玄関前に出て行くと和子が「とうと~」と抱きついてくる。普段からそのくらい懐いてくれよ。唯は校舎の中に入りたがるが、まだ管理職も含めたくさん残っているので遠慮してもらう。また休日に連れて行ってやろう。部活を終え下校する女子生徒たちが次々に「可愛い~」と言って通り過ぎる。また二人とも律儀に「こんにちわー!」と声をかけるので余計に注目されるのだが。

職員室でお握り弁当をいただき、何とか総会の学年教務資料を作り終える。まだテスト問題は全部を作り終えてはいないが、ひとまず切り上げることに。帰る頃には21時近く、まだ数名残っているので施錠をしなくていいから助かる。帰るとA子がひっそりと2階居間で待っていた。何と弁当届けの帰り道で、二人とも寝付いてしまったというのだ。唯がまた風呂に入っていないというのがちょっと心配だが、二日続けての快挙。テーブルを挟んで二人、時間を気にせず大いに雑談を交わす。