昨夜、寝付く前にA子と「長い絵本のラピュタを読む代わりに、朝はしっかり起きてピアノやろうね」という約束をしていたらしい唯だが、案の定というか今朝もなかなか起きられず、A子に何度か促されて「かあかきらーい、あっち行け!」と逆ギレしてやがる。そのくせA子が寝室から出て行くとおいおい泣いているのだから始末が悪い。何とかなだめ、着替えさせてA子の元へ謝りに行かせる。こういうとき和子は興味津々で「ねえねどうしたのー?」「えんえんないてるねー」等と聞いて廻り、何だか嬉しそうだ。朝から大騒ぎの食卓を後に、「A子に悪いなー」と思いつつホッとしながら出勤。

結局、男(というか稼ぎ手)は仕事に逃げ場を求められるから、育児のストレスを溜めなくて済む。俺は日本中でもかなり上位の家事・育児協力者(いや、共同遂行者)だと思っているが、それでも家から切り離される時間が確保できているのは大きなアドバンテージであり、A子にとっては不公平感の元だというのも分かる。だからできるだけ仕事の愚痴や大変そうな素振りは控えて、彼女の日中の苦労話を聞く役に徹しているつもり。

今日は仮登録から初めての1年全員部活参加の日。この段になってやっとカードを提出した二人の入部希望者と顔を合わせることができた。どちらも真面目そうな人柄で一安心したが、まだ正式入部するかは迷っている様子が窺える。とりあえず週末の練習に参加して、月曜には判断を固めてほしいと伝える。彼らの不安の元が練習のきつさだとしたら、土日のH高との合同練習は入部撤回の機会となってしまわないだろうか。何も同じ内容をやらせるつもりはないのだが、あの雰囲気の中ついていけるかどうか不安になってしまっても不思議ではない。まあ虚構を並べて騙すように入部させてもお互いの不幸だ、どういう結果を生もうと正直に練習を体験してもらおう。

家に着くと待ち構えるように外で遊んでいた二人につかまり、しばらく駐車場でボール遊び。唯はワンバウンドでなら何とかボール(直径20cm程度のアンパンマンボール)をキャッチできるようになった。和子はまだボールの後を追いかけてばかり、なのに和子のほうがずっと熱心に「ボールやろう」と誘ってくる。夕食はお好み焼き、食べている途中に二人とも眠くなったようで、珍しいことにどちらも20時ごろには沈没、超ラッキーではないか! A子と二人で食卓前の小さなテレビでニュースを梯子し、草なぎ君事件の真相についてヨタ話を交し合う。久々のテレビが、無性に面白く感じてなかなか寝られない。