唯はもう殆ど着替えに介助はいらなくなっている。トイレも完全に一人で済ませられるし、去年までオムツだったのが嘘のようだ。ただ昨夜は寝る前にお茶を飲みすぎたのか、珍しくお漏らし。シーツを含め洗濯物を二度に分けて動かす。ウィークデーとはいえ生徒は春休みで出勤にも時間的余裕がある。朝食にシャケを焼き、一足先に食事を済ませて出勤。

要録書きも大詰め。休養室でWBCを観戦している同僚達の歓声が聞こえてきて集中できない。それにしても野球の世界一を決めるのに主役が日本と韓国とは、アジアの野球も進歩したものだ。アメリカが拗ねて参加を、いや開催自体を取り止めることにならねば良いのだが。昼に一度帰り、子供たちの世話を手伝おうと思ったのだが、あいにく公園へ行っているらしくすれ違いとなる。一人寂しくカップうどんで昼食。

午後は部活、体調が悪いのかタイムが思わしくない。まあこんな日もあるだろうとメニューを大幅に入れ替える。俺も昔と比べると気が長くなった。怒っても仕方ないのは、部活も育児も一緒か。早めに切り上げて家に戻る。今日は学年の送別会。唯がやけに寂しがり、「早く帰って来てね」と念を押す。そう言われても、俺が帰ってくる頃まで起きてはいられないだろう。

飲み会の場所を間違え、別のホテルの地下を探し回ってしまった。飲み放題のためずらりと並んだビール、日本酒、焼酎をチャンポンに戴いていたら、かなり悪酔いしてしまった。途中から記憶が定かでなくなる。それでも一次会で切り上げ、気づくと家までたどり着いていたのだから、帰巣本能というのはあるものだ。A子が渋い表情で迎えてくれるが、何も反応できない。倒れるように布団へ。