寒さが厳しさを増すと、睡眠は充分でも起きるのが辛くなる。それでもやっと本格的な冬の寒さが訪れたかという感じ。ホウレン草とシメジの具で、赤出汁仕立ての味噌汁にする。子供たちが起きてくる前に食事を済ませ、起きだした連中を着替えさせて出勤。相変わらず俺が世話を焼こうとすると「かあかがいいの」と泣いたりぐずったりして拒否するのが腹立たしい。

学校は平穏に過ごす。昨日叱った生徒が、部活の顧問に諭されたか殊勝に謝りに来る。別に謝罪など求めておらず、今後の授業態度で示してくれれば充分なのだが、顧問としては「自分がきっちり指導しましたから」とアピールしておきたいのだろう。

放課後、高校の同級生のNがまた来校して、教育現場の問題点をいろいろ質問される。つい熱くなって理想論を振りかざしてしまったかもしれない。成績主義・成果主義の導入は教育界には馴染まない、たとえ仕事の分担が不公平だと感じても、それを賃金格差で解消しようとするのは間違っている、何故なら教育現場に一番大切なのは問題意識の共有だからだ・・・そんなことを話したが、果たして外部の人間にどれだけ伝わったものか。いずれにせよ守秘義務というものがあるので、具体的な事例を挙げた話ができず概論・抽象論に終始するしかないのだ。

帰るとちょうど夕食ができたところで、A子作のオムライスをいただく。美味しい出来なのに二人は相変わらず小食で、食後にゼリーが食べたいとしきりに訴えている。特に和子の最近の偏食ぶりはひどい。昼もうどんを殆ど食べず、具のカマボコと卵焼きを少し齧っただけだという。今回も上の卵ばかりを食べ、ケチャップライスを口に入れようとするとプイと横を向いてしまう。そのくせゼリーは食べたいと泣いて訴えるのだから始末に悪い。まあ見た感じ丸々として栄養が足りているようなので、それほど必死に食べさせようとしなくても良いのかもしれないが、勿体無い話ではある。