今日から新学期だからと言うわけでもないだろうが、自然と4時半に目覚める。洗濯、日記つけ、朝食準備・弁当用意もこの時間からならさすがに余裕を持ってできる。ジャガイモとタマネギの味噌汁、納豆、残りの惣菜という手抜きの朝食ではあるが。F市実家からもらった釜揚げシラスを悪くなる前に早く使えと親父が何度も言うので、弁当に大量に入れる。全く、ちょっと家事にかかわりだすといろいろ口出ししたくなるのかうるさいことだ。母子がまだ寝ているうちに出勤。久々に家族の似顔絵手紙をテーブルに残しておく。

朝の打ち合わせ前に例の母親から電話があり、期待していた新学期スタートも来れそうもないと言う。まあ仕方ない、怠慢での不登校ではないと分かっているので様子を見ていこう。大掃除、始業式、避難訓練と淡々とすぎる。合間に行った席替えもスムーズに行なえる。全く今年のクラスは手がかからない。と言って今現在不登校という問題をひとつ抱えているのを忘れているわけではないが。放課後に慌しく最後のセンター模試、解説。昼飯を掻き込んですぐに午後の職員会議。初っ端から定時まで結構忙しい。

帰ると既に子供たちの風呂は済ませてあり、食事も終わるところ。夕食はうどんだったらしい。俺はそば。A子の作る汁物は汁の味がとても薄い。まあこの方が健康的か。ピアノレッスンの間に子供たちの相手をし、その後はA子が寝かせつけている間に読みかけ小説のラストスパートをかける。A子が年末に買ってきてくれた「チャイルド44」、ついに読了。どんな作品でも粗を探せばどこか難癖をつけられるところがあるものだが、これは圧倒的にリアルに映像的に読ませられる。ただこの時代「スターリン独裁下のソヴィエト」という設定自体が我々にとっては想像もつかないフィクショナルな世界なので、些細な誇張や齟齬があっても気づかないのかもしれないが。しかし充分にスリリングで、感動的だ。映画化されるという話も当然だろう。