和子の言葉の発達には毎日感心させられ、また楽しませてもらっている。今日は外出から帰ったA子に上着脱ぎなさいと言われ、「きるー」と主張して脱がなかったのだが、階段を自力で登ろうとして裾が邪魔になり、「やっぱぬぐー」と妙にはっきり訴えた。俺達が「やっぱだって」と笑うと、得意になって「やっぱ、やっぱ」と繰り返すところも可愛い。本当に言葉の数々が急速につながりつつあるんだなあと実感させられる。

朝食は豆腐の味噌汁を作り、大人は納豆、子供は目玉焼き。味噌汁は冷凍してあった煮干で出汁をとるのに挑戦。分量や煮出す時間が分からず、お袋のような味にはなかなかならない。お袋の手術は問題なく済んで、手術翌日から車椅子でトイレにも行けるようになったと言うからまず順調だろう。ただ痛みが続いて時々吐き気にも襲われるというから、手術が体に負担だったんだろうと思う。

どうも一昨日くらいからクラス生徒の怠惰な言動に腹が立つことが多く、いきおい小言も増える。それで畏まって緊張感が高まるのなら良いが、何だか暗く陰気な雰囲気ばかり強くなるから嫌になる。まあこちらが先に負の感情を顕にするから、それが伝わって悪循環となるのだろうが。クラスノートもお座なりな内容に「これじゃ返事の書きようがない」と突っ返す。無理やり書かせておいて何だ、と生徒にしてみれば反論したいことだろう。

和子を耳鼻科に連れて行く約束をしていたので1時間年休を取って早めに帰宅。来週は成績処理関係で忙しくなりそう。ところが唯が車に乗っていて急ブレーキで胸を打ったとかで、やけに痛がるので急遽子供医院に連れて行く。結果は異常無しでホッとしたが、その後に耳鼻科に行って帰ったので夕食が遅くなった。惣菜の鶏唐揚げと鍋の残りで雑煮。風呂に入れた後、A子がまたも「唯が幼稚園のお帰りで泣いていて心配」とこぼすので、今日の胸の打撲のことも含め、唯のことをちょっと気にかけすぎじゃないかと諭す。あまり神経質にかまっても、唯自身が神経の細い子になってしまいそうで気がかりなのだ。