はっと目覚めると既に6時半。今日は部活、しかもS先生率いるH商と合同練習だから何があっても遅れるわけにはいかない。母子が寝ているので竹輪と小松菜の卵炒めだけ作り、ご飯を炊き上げている間に俺は冷やご飯掻きこんで出発。練習はきついながらもプール始業前に終わるという時間制限があるため、全部で5000m弱ほどか。しかしプールから上がった後、体育館敷地内での陸トレをしながら例によってS先生の長い長い話を拝聴せねばならず、解散はいつもより1時間は長引いて11時半。

今日は地域の運動会で、班長さんからもぜひ出てくれと言われていたので、A子と子供たちは既に会場の公民館広場に出向いている。ずいぶん遅くなってしまったが何とか終わる前に顔を出し、雰囲気だけは感じることが出来た。お年寄りと小学生以下の子供たち、その母親達が殆どだが、全部で悠に100人以上は集まっているだろう。何よりうちの町内が15もの班に分かれていると初めて知った。同じ班の中でも何かと派閥があるらしく、新参者の我々は今のところどこからも優しく受け入れてもらっているが、付き合い方を間違えると人間関係の対立に巻き込まれそうだ。

かえって夕食は、昨日お袋が街中で買ってきてくれたMひろのラーメン。こんな時に限って唯も和子も張り切って食べたがる。その割に食べ散らかし残し、伸びてしまった麺を片付けるように食べねばならない無念さよ。A子がビールを許可してくれたのは、運動会の慰労かそれとも夜に飲んでほしくない(イビキがうるさいから)という言外のメッセージか。午後、姉貴と旦那のMさん、娘のNが遊びに来る。親父も病院を抜け出して合流、困った入院患者だ。Nは家が完成してからは初めての訪問、都心に住んでいる彼女にしてみればこの居住空間は贅沢に感じるだろう。早く戻ってこればいいのに。

今日も昼寝をしなかった唯、愚図りはじめたので早めの夕食をと麻婆豆腐丼を作る。大蒜と葱、ひき肉を炒め、酒と醤油・鶏がらスープのもとで味付け、エノキと豆腐を混ぜてちょっと煮、仕上げに片栗粉とごま油。シンプルだが子供にも食べやすい味に仕上がった。唯は食事と風呂をすますと眠気が去ってしまったらしく寝かせ付けに苦心。絵本を読んでも、クイズ合戦(最近のお気に入りで、「カメはカメでも、お味噌汁に入っているカメは何だ?→ワカメ」など駄洒落系統のクイズ)をやっても、なかなか満足しない。その内に和子も大声を上げ始めたので、俺が客間の方に連れ出し相手をする。毎晩、寝かせ付け事業は困難かつ時間がかかることだ。