昨日の天ぷらの残りを朝食のそば用と昼の弁当用に分ける。ずいぶんたくさん作ってくれてあったと思ったが、こう何度も消費するとさすがに足りなくなる。俺のそばネタは殆ど無しでもいいや。唯も和子もよく寝ているので、二人で先に朝食を済ませる。着替えに行くと唯が目覚めているようなのでカーテンを開けると、「明るくしないで!」と何故か大泣き。全く我侭かつ感情過多な奴だ。

昼休みや放課後に、推薦入試を控えた3年生徒の面接練習を行なう。進路課と3年部が、生徒の希望学部に照らして担当職員を振り分けてくるので、俺のところには社会学系統の志望者が頼みに来ている。その一人の女子はだいぶ練習を重ねて上手く受け答えができるようになったが、男子のほうはまだ2回目ということもあってぎこちなく詰まりがち。しかし面接を流暢にこなせたからといって、合否判定に大きく作用するものなのか。あまり練習しすぎて「立て板に水」的なよどみのなさで答えられても、真摯さが足りないと受け取られてしまわないだろうか。

ほぼ定時に帰るとA子は長電話中。話しながら手でテーブル上を示し、「これで夕食作って」と俺に頼んでいる模様。唯も和子もしばらくは大人しく遊んでいたが、そのうち「かあかー!」と声を上げ始め、なだめるのに苦労する。夕食は焼きうどん。キャベツ・豚バラ・茄子・ピーマンの具。ちょっと野菜が炒め足りなかったか、固さが残ってしまった。幼児も食べやすいように柔らかくせねばならないと頭では分かっているのだが、長年の癖で無意識の内にブレーキをかけてしまう。でも二人ともよく食べてくれたから満足。

風呂は最近すっかりA子が入れることに定着してしまった。唯が「かあかがいい」と言いはるためだが、しかし風呂場でも色々我侭を言って困らせている様子。こちらできつく叱るとますますA子依存が高まってしまうし、叱らなくてもA子の負担は重くなるし、困った事だ。寝室で絵本を読んだ後もなかなか静かにならないので、A子もさじを投げて「かあかはもうこっちで先に寝るね」と俺の布団に入ってきた。唯は驚いて「かあかー、静かにするから戻ってきてー」と懇願している。一人で寝付くことができるようになるまで、まだまだ道程は遠そうだ。