すっかり寒くなった。この頃はA子も早起きして、俺がパソコンの前に座っている間に朝食の準備をしてくれる。なんだか申し訳ない気分だ。今朝はオクラ山芋梅納豆と味噌汁、茹でソーセージ。唯も和子も起きるのが遅いので、着替えさせてテーブルにつかせると出かける時間になってしまう。

例の生徒指導、どうしても本格的にやらねばならないようだ。「それほどの事かなあ」という気もするのだが。テスト巡回、今回の3年は飛び切り難しく作ったつもりなのだがなかなかどうして食らいついている。横でN氏が「なんだか年々生徒のレベルが落ちていくなあ」と嘆いていたが、決してそんなことはないと思う。しかし2年の出来はひどいな。平均点で1学期より10点は下がりそうだ。

午後は芸術鑑賞会。沖縄の音楽と舞踏。それ自体は味わい深いものだが、単調で盛り上がりに欠ける。これまでいろんな芸術鑑賞を経験してきたが、生徒の興味からは最も離れた部類だったのではないだろうか。舞台の彼らも何とか盛り上げようと生徒を盛んに煽るのだが、いくら気のいい生徒が多いといってもこの内容では付き合うのにためらいがあるだろう。内容選びの時点でミスがあったといわざるを得ない。

定時に帰って子供たちを連れて買い物、夕食(タラ粕漬け焼き、揚げ出し豆腐など)の合間に例の生徒宅へ電話、謹慎の可能性も含めた生徒指導に入るであろうことを母親に伝える。重苦しい話が続いていたが、A子の制止を振り切って唯が電話している部屋に入ってきてしまい、色々話しかけ始めるので、つい電話口に「すみません、子供がまだ小さくて部屋に入ってきてしまって」と説明したら、向こうはなんだかホッとしたような笑い交じりで「いいえ、大変ですね」と返してくれた。思わぬコメディリリーフの効果があったとしたら、唯のお手柄だ。