人間の体内時計は本来25時間のサイクルを持っていて、だからこそ自堕落な生活では自然と夜更かし寝坊になると聞くが、子供と一緒に寝ている俺はなんだかどんどん早寝早起きが加速しているようで、23時間サイクルくらいで廻っている感じだ。今朝は4時起き、と言っても昨夜は8時半には寝付いているので、充分寝足りてはいる。ネット、洗濯、弁当準備、朝食用意・・・それでも時間は余る。豆腐半丁が余っていたのでゴーヤチャンプルーを作る。唯のピアノ練習の間、和子と一足先に朝食。ピアノといってもA子の話だと遊んでばかりで全然練習になっていないとか。

部活がオフを迎えてからこの1週間は仕事もかなり楽だったが、来週辺りからまた色々と立て込んできそうな予感。教育課程の変更について保護者会で説明する任務を負ったのが大きい。俺だってまだはっきりと理解しているわけではないのに。保育実習の準備も、中間テストの用意も始まるし、10月には研究授業もやらねばならない。テスト明けから再開される練習のために、温水プール各所の予約も取って予定表を作っておかねば。空き時間だからといってのんびり本を読んでいられるのも今だけか、と「ぼんくら」に続き「日暮らし」を読みつつ思う。

最近定時を過ぎるとA子から電話がかかってくるようになった。5時のチャイムが鳴ると、唯が「とうとが帰ってくる!」と庭に駆け下り、和子もそれを見て「とうと~」と訴えだすのだと言う。いや全くありがたい限りだが、今後はそうそう早く帰宅できるわけではないことを分かってもらえるだろうか。尤もとうとに過度に甘える時期なんてのは瞬間的に過ぎ去ってしまうのかもしれないが。庭で待っていてくれた3人、もう暗くなったので部屋に入ろうと言っても唯は聞かず、仕方なく二人で近所を散歩。向かいの柿畑、実が色づき始めている。彼岸花はもう盛りを過ぎてしおれかかったものが多い。

夕食は手巻き寿司。どうしてこうクシャクシャになると分かりきったものをメニューとするかなあ。多少汚しても散らかしても、自分達で作って食べるという楽しみを味わわせたいという母親の懐の深さか。俺はまだ食事の乱雑さには抵抗を感じてしまうのが本音だ。日本酒をショットグラスに3杯ほどもらう。明日から2日間の休みは俺が二人の世話を引き受ける。せいぜい寛容に振舞ってやらねば。