予報では激しい雨となっており部活再開が憂鬱だったのだが、起きてみるときれいに快晴。心置きなく洗濯物を干す。ラジオ体操はどうしても唯が起きれず断念。俺一人で参加しても不気味がられるだろうしなあ。何はともあれ今日からまた県大会に向けて練習を考えていかねばならない。

早めに着くよう行ったのだが既に3人揃って準備を進めている。無愛想で失礼な点も多いが、やはり練習にかける意欲は皆高いと信じて良いだろう。だからこそ自己記録の更新を信じて疑わなかったのに、達成させられなかった自分自身の指導力に負い目を感じるのだ。しかしあれこれ考えても仕方ない、オーソドックスにインターバルメニュー中心の8,400m。今日は職員会議が入っており、ろくろく見られないのが残念。

会議を終える頃には練習も済んでおり、職員室で机上整理、県大会出場の手続きを進める。午後は進学補習、間に休みが入ったのといつもと違う学校での講義という事もあってか4人のみの出席。辛亥革命から第一次国共合作までの中国革命史を中心に1時間しゃべりっぱなし。前半の補習と違い問題集は使わずレジュメを渡しての講義なので、意識の低い生徒はボーっとしているだけで時間が過ぎてしまう。しかし演習形式にしていると時間を多くとられ、2学期中かかってもとても冷戦終了まで至らない。夏休みの補習は後1回、ファシズム台頭の段階まで進めるのは難しそうだ。

15時から二時間年休を取って帰宅、A子買い物の間に唯と図書館から借りてきたバンビのDVDを見て過ごす。こないだ見たニモと違い、アニメ創世記の作品とあってテンポが非常にゆっくりで上品、ストーリーらしいストーリーがなかなか展開されず、大人の目では焦れてしまう。しかし美しい自然の映像と可愛らしい動物の動きが唯の心を捉えたようで、一気に最後まで集中して見てしまう。俺は途中でA子に替わり、夕食の準備。竹輪と玉葱を卵とじにした具を載せた温そば。昼が購買パンひとつだけだったので腹が減り、四把丸々茹でてしまってかなり大盛りになる。予想通り子供たちは殆ど残し、俺とA子で分け合って食べる。この地域は一日晴れていたが、局地的に大雨で被害が出たところもあるらしい。

昼寝をしなかった唯は早々に寝てしまい、元気な和子の相手で時間が過ぎる。動物積み木を並べて「ワンワンはどれ?」「ニャーニャーは?」と聞くと的確に指さすことができた。質問を鳴き声から「犬」「ネコ」「キリン」など名称にしてもほぼ(指さしで)答えられ、意外と知的な面も発達しているのだと再認識させられる。何しろ唯の時と違って和子には言葉がけなどの面でじっくり相手してあげられていないという負い目があり、元気で明るければ多少言語の理解が遅くても良いか、とあまり期待せずにいた。彼女にしてみれば「馬鹿にすんなよ」という思いも抱いているかもしれない。