唯も和子も本当に可愛いのだが、他所の子と比べて手がかかる気質だと思うことは多い。唯は自我の目覚めもあってか、とにかくやってはだめと言う事をやりたがり、叱ると大泣きになるし、和子は本当に人見知りで、ちょっとでも見知らぬ客が来ると帰るまで泣き続けている。どちらもよく泣き大声を上げ、元気一杯なのは何よりなのだが、こう暑い日が続くと神経に堪えることも多い。

ラジオ体操、朝食後に急いで出勤。今日は午前中部活、昼から午後にかけて中学生の一日体験入学、午後から夕刻また部活のスケジュール。午後練は体験入学の説明を終えて部活見学に来る中学生のためでもあり、3人での練習では寂しいので3年に参加を依頼してある。負荷を考え、午前はフォームチェック+持久系中心に7,000。S嬢が肩が痛いのかしきりに給水口へ行って冷やしている。明日から復活する対外練習に支障が出なければ良いのだが。

体験入学会場へ向かい、駐車場整理係を務める。数年前から市の文化センターを借りて行なっているが、学校を理解してもらおうと思ったら校舎施設を開放して見てもらうのが一番良いのではと思う。尤も去年は耐震工事、今年はエアコン設置工事で教室が使えずやむを得ないのだが、何となくこのままマニュアル化して毎年文化センターで行ないそうな雰囲気だ。ギラギラ照りつける中での駐車場係、他の職員は始まって10分も経たず口々に「暑い、とても居られない」と弱音を吐く。何言ってんだ、こちとら毎日何時間もこの日差しの下で仕事してるんだぞと、妙な優越感が頭をもたげる。

せっかくだからと演劇部が行なう学校紹介の様子を見ていく。うちのクラスの大人しい女子が何人も大観衆の前で頑張っている。つい親の気持ちで応援したくなり、ギャグの場面では笑うより手に汗握ってしまう。いつもは立て板に水のごとく歯切れよく発言される教務課長・進路課長が、演劇部の考えたセリフの部分だけは可笑しいくらい棒読みになってしまっていて、舞台度胸とは別に演じる能力の難しさを思う。

部活に向かうと3年が全員来ており、最後のダッシュを一緒に行う事ができた。さすが仲の良いメンバーがそろうと気合も入るのか、現役三人も好記録を連発、良い雰囲気で終えることが出来た。帰ると唯が眠そうに愚図りながらレトルトカレーを食べ、そのまま寝かしつけられる。昼寝をした和子はまだ元気一杯で、俺たちの夕食(「すみれ」の生麺から作るラーメン)を一緒に食べる。でも味の濃いこの名店ラーメン、和子の口には合わなかったのか殆ど食べず、仕方なく出したバナナで間に合わせる。子供を寝かしつけた後、何とかやっと「全てがFになる」を読了。何と言うか、理工系だったらもっと面白く読めたかも、と言う印象。ただこのシリーズが10作品に及んでいて、最後に作者の意図が明らかになると聞いてちょっと興味をそそられる。でもまあ・・・読まないだろうな。