昨夜は二人とも疲れて何も片付けず寝てしまったので、今朝は色々忙しい。4時半に起きてゴミ出し、洗い物、洗濯、炊事。A子も平行して唯の弁当つくりだが、毎回ちまちまとお握りの顔を作るため海苔を小さく切っているのを見ると、そんな細かい事に時間をかけて台所を塞いでいるのなら、もう全部俺に任せてキッチンを明け渡して欲しいという気持ちがこみ上げてくる。しかし俺の作った弁当じゃ唯は食べないだろうなあ。そういえばクッキングパパ実写化、ぐっさんが荒岩氏の役なんだと。監督の談話を読むとまさにピッタリ、他に考えられないとのことだが、もっと寡黙なイメージの人の方が良いのでは。

学校は一日文化祭準備。どうやら正門作りも間に合ったよう。美術選択クラスだけあってなかなか良いセンスに仕上がっている。しかし看板部分の飾り付けに風船を使ったのは、風で飛ばされたり萎んだりして、2日後の一般公開までにみすぼらしい形になってしまう公算が強いのだが。それでも失敗も含めて生徒自身の手で行ったという実績が大事か。

プール練習は相変わらず寒さで途中退出が相次ぐ。いつも最後までやり切るのはS水とM本の長距離コンビのみだ。今では不調を訴えてくる部員にはどうぞとばかりに退水させ、残ったこの二人に叱咤の声を浴びせ続けている。これまで弱音を吐くやつを叱り頑張るやつを称揚してきたが、少なくとも部活に関してはそれは間違いだと思い始めている。頑張れないやつはそれがそいつの能力であり、その不利益は大会でのタイムになって表れるわけだから俺がことさらにダメ出しすることもない。反対に頑張れるやつにはその技能の伸びしろをいっぱいまで引き出してやる義務が監督に要求されているというものだ。

通常日課より早く放課となったので、たっぷり部活を見てもまだ18時。隣町の病院に寄って、例の怪我した生徒を見舞うついでに今日出来上がったクラスTシャツを届ける。一通り様子を伺い、話も終えてさあ帰ろうという時に丁度夕食を運んできたのが、今春俺のクラスを卒業し准看護婦の見習いをしているS本。「お久しぶりです」と声をかけてきたが最初は気づかなかった。職場柄まるで化粧ッ気などないのだが、大人の女性に近づくとガラッと印象が変わるものだ。家にって夕食はレトルトカレー。唯和子とも起きており、久しぶりに二人を風呂に入れ、歯を磨かせる。今朝は超早起きだったので、俺の方が先に眠くなって弱る。