大会二日目。昨日ほど早く出発せずともよく、洗濯機を廻してお湯を沸かし、しかし朝食の準備までは手が廻らず起き出したA子によろしく頼んで6時半に家を出る。子供達はまだ寝ている。途中コンビニでお握りとビデオのテープを買う。昨日はビデオを忘れてしまった。尤も人手が足りなくてそれほど撮れなかったと思うし、今日も最後のリレーは撮影できないだろう。

S嬢の泳ぎは相変わらず重い。200個メを泳ぎ終えてタイムを見せながら中学時のベストと比べさせると「15秒遅れてます」と平然と言う。悔しさを感じないほど高校での選手生活をエンジョイスイムに切り替えているのか、自己ベストを更新するだけの努力を自らに課す決心がまだつかず、「本気を出したらこんなものではない」というプライドが悔しさを隠しているのか。性格的に後者だとは思うが、ではいつになったら本気を出すのか。出したところでベストを更新するだけの技術指導を俺ができるのか。他の部員もそのレベルにつき合わせるのか、別個に練習メニューを立てるのか。別々だとして競争相手もいない環境で自己を奮い立たせ続けることができるのか。弱小部活の運営に慣れきっていた身としては、彼女一人を受け止める為に解決せねばならない問題は山積している。

それでも他の部員はそれぞれ自己ベストを更新、特に努力を重ねてきた3年長距離のS水とM本が好結果を出したのが喜ばしい。ぜひ再来週のIH予選につなげてもらいたいものだ。思ったより早く大会は進行して、16時過ぎには解散させることができた。家に帰って唯と約束していた「スーパーでアイス」を実行できる。

スーパーでの約束も果たし、夕食(俺作のツナ納豆スパゲッティ)も済ませて風呂を終えるともう21時近く。唯はかねてより「六月になったらパンツにする」と宣言していたのを実行してオムツを当てずに過ごし、しかし3度ほど漏らしてしまったようだ。尿意を感じて「トイレ行く」と言うのだが、便座に座ると何故か「もう降りる」と主張し、降りたとたんにもらす、と言う事の繰り返しらしい。後ちょっと、越えねばならない壁にもう両手がかかっている感じなのだが、その最後の壁越えが難しいのだろう。しかし今日は小しかもよおさなかった様だが、大きい方となると始末も大変だ。