夜中までA子と引越し関係の話で起きていて、4時過ぎに寝なおそうと思ったらひどく寒い。エアコンを付けっぱなしで寝るのなんて、この冬初めてだ。雪になるのかな・・・と思ったが、6時過ぎに起きてみたら曇り、結局午後にかけて雨が降っただけだった。ご飯とキャベツの味噌汁の用意だけして、俺は甘酒だけ飲んで部活へ向かう。

先週S先生から指摘を受けたプルフォームの改善を中心としたメニューを組む。自分なりに引き出しもあり、技術的な指導もしてきたつもりなのだが、何だかまるで無能な、タイムだけとっている様な顧問と思われているようで悔しい。向こうはそんな事気にしてもいないだろうし、善意でのアドバイスだと分かってはいる。しかしメニューを変えたり新しいパドルを注文してみたり、指摘を受けて脊髄反射しているような自分が情けない。いや、これでいいのだ、全ては部員たちの泳力向上につながることが最善なのだ、と思う事にしよう。

A子のピアノレッスンがいつもより早まったということで、今日は俺の部活が終わる前に唯も和子も連れて実家に行っている。何だか久しぶりの一人で過ごす時間だ。東野圭吾の「秘密」を読む。T主任が3年部の机に「学年文庫だ」と置いてくれたものの一冊。いやー泣けた。2年前に「今、会いに行きます」を読んでずいぶん感動したが、あれはこの作品からずいぶんヒントをもらったものだったのかもしれない。合間に引越し業者が来て見積もりを出してくれる。ずいぶん値引きしてその場での契約成立を迫ってくるが、A子の意見も聞かないことにはまた拗ねられても困る。

母子が帰ってきて夕食は天ぷら。海老・ふきのとう・カボチャ・ピーマン・蓮根を揚げる。他にスライス肉や舞茸も買ったのだが、前者だけでもう相当な量になり、とても2人と幼児だけでは食べきれない。「揚げすぎちゃったな」とぼやいているとA子が「こんな結構なものいくらあったって明日以降にとっておけるし、残ってありがたいくらい」と励まして(?)くれる。俺も「秘密」読了の影響か、A子に優しく接したくなる。どうにも単純だね。天ぷらはどれも旨く揚がった、明日は残りをうどんに載せよう。