昨夜も和子は夜泣きのし通しだった。添い寝しているA子はさぞ辛かろう。俺も泣き声で3時頃に目が覚めたが、せっかくの休みを早起きし続ける事もないと思い直し、無理に横になる。でも結局5時には床を抜け出す。朝食はパンとポトフ。俺が買っておいたソーセージとA子が生協で頼んでおいたものがかぶってしまい、シャウエッセンのソーセージがたくさんあるため、キャベツや人参・ジャガイモ・エノキと共にコンソメで煮込む。俺もA子も昔からシャウエッセンのソーセージが特にお気に入りだ。

朝食後、部屋の整理に取り掛かりたいA子のため、唯を連れて森林公園に出かける。朝のうちは良く晴れていて布団まで干してきたというのに、駐車場からはるばる歩いてアスレチック広場にたどり着いた頃には雲が空一面に広がり、みぞれ交じりの雨まで降ってきた。慌てて来た道を引き返すと、憎らしい事にまたすぐ日差しが回復する。東屋でワッフルとお茶の休憩。唯は日頃のご飯は嫌々食べるくせに、ワッフルは瞬く間にひとつ食べ終えてしまい、俺の分も欲しそうだ。駐車場まで歩けたら家に帰ってからあげると言ったら、本当に頑張って歩き通し、アパートに戻って真っ先にA子に誇らしげに報告していた。

ポトフの残りと冷凍のパンケーキで昼食。和子は昼寝についたが唯は眠気も飛んでしまったよう、今度はA子が買い物に連れ出す。その間俺は豚バラの塊で煮豚作り。平行して借りているミステリー「13階段」を読み進める。前半は死刑に関する情報がたくさん載っていて見聞が広まる思いで読んでいったが、ラスト近くなって俄然急展開を見せ、息もつかせぬ面白さとなる。ちょっと構成が複雑すぎる感もあるが、宮部みゆきが推奨するのも尤もな読み応え。欲を言えば、もっとすっきりとしたハッピーエンドで読み終わりたかった。

夕食は味噌ラーメン。昼から数時間かけて作った煮豚はトロトロの上出来。これと同じタレで煮た卵、モヤシ・ホウレン草のニンニク味噌炒めを乗せて完成。唯はもう眠気が限界で、食べつつ寝入ってしまった。和子を風呂に入れて寝かし、今夜は望外の二人でゆっくり過ごせる夜になりそうだ。と言ってもあまり音を立てるとすぐに起きてしまうし、せいぜい共にテレビを眺める程度で、別に色っぽい展開になるわけでもないのだが。