和子が夜中通して間歇的にぐずるので、A子も眠れなかったことだろう。結局5時前に本格的に声を上げ始め、唯もついに起きてしまったので、それに続いて俺も床を抜け出す。全員超早起きの一日の始まりとなった。着替えを手伝いつつキャベツとエノキの味噌汁・キャベツと椎茸・人参のケチャップ炒めを作り朝食に。この炒め物、隠し味にコンソメを振っておいたのが良かったかいつになく唯が食べる。尤も昨夜も殆ど食べずに寝付いてしまったから、腹が減っていたのだろうと思う。

結局、一日年休を取って和子の通院に付き合うことに。予約しておいたこども医院では、この後発疹が出るならよくある幼児の症例だが、熱だけが続くようだと別の病気(インフルエンザとか)の可能性もあるのでもう一度来るように、との見立て。ところが帰宅して様子を見ると、熱も下がり本人もいたって元気になってきて、発疹もないまま回復した様子。この場合どうしたら良いのか。超早起きがたたってか、さすがに2人とも眠くなり長めの昼寝。俺たちはチャーハンと味噌汁の残りで昼食。人参・葱・ソーセージの具に、XmasイブにA子が作ったローストチキンの残り汁で味をつけたら、ちょっとベチャッとした仕上がりになったが薄味で好評。A子はこの隙に「点と線」の前半を見て俺に追いつく。

和子は元気になったようだがやっぱり眠りが浅く、よくぐずる。どこか不快なところが残っているのだろう。そう言えば唯もこういう症状が続いて医者に診せたら中耳炎と言われたことがあったっけ。でも和子は耳は痛くなさそう。A子が和子に専念できるよう、唯を連れてボールを持って外に出る。まずは近所の幼稚園で遊び、それからスーパーで買い物に。この間、たびたび抱っこをせがんだものの、結局最後まで歩き通したのだから唯も成長したものだ。こちらから頼んでも抱っこさせてもらえない時もすぐに来てしまうのだろう。

夕食は豚肉・ホウレン草・白菜・椎茸・豆腐の鍋。鍋いっぱいに具を入れたつもりだったが、熱が通って蓋を開けてみるとぺしゃんこに減っている。専門店の土鍋は蓋が三角錐のように屹立しているが、あのくらいの空間がないと出来上がりの見栄えが悪いのだろう。我々の夕餉はコンソメの薄味出汁。唯はまあ食べたほうか。和子は鍋の具をつぶして粥と会えたものを与えたが、どうやら食欲も回復した様子。風呂上りの和子を着替えさせていたら唯が執拗に邪魔をするので、「とうと怒るぞ」と警告した後、抱えて隣の布団上へ放り投げる。いつもの遊んでいる雰囲気でなら却って喜ぶだろう措置だが、叱られての手荒な扱いにびっくりしたのか引っくり返ってしゃくりあげる大泣き。A子がすっ飛んできて「どうしたの」と問い詰める。「いやまあ叱ったんだけど・・・」とこちらも歯切れ悪い。その後懸命になだめて寝かしつけるA子の横で、居心地悪く過ごすはめになった。あっ、また唯の歯を磨き忘れて寝かしつけてしまった、これで3日連続だ。