台風が日本海側を通過している影響か、曇りのような晴れのような変な天気。今日は東京で専門科目の講習会、早起きして母子のお握り(シーチキンマヨ)と豆腐の味噌汁を作り、出発。駅に向かう途中ざあっと降りだし、ずぶ濡れになってしまい幸先の悪いスタート。新幹線に乗る前にかろうじてサンドイッチを買うことが出来た。

東京では中央線の快速に乗ってしまい降車駅を乗り過ごす。会場に着いたら席は真正面の前から3番目、それはいいが前後の間隔が狭く座りづらい。講義が始まって気づいたが「東大論述問題」と題して始まった講義はどれも例題が1972~’82と恐ろしく古いものばかり。講師は60代後半と見られる、白髪頭をヘアバンドで止めた変な教授だ。内容は精緻で活舌もしっかりして聞きやすいが、東西対立・第三勢力が国際関係の主要テーマだった時代から既に30年以上経過している。いくら解答に現代的視点を盛り込んであるとはいえ、設問自体が古すぎるという反省はないのだろうか。

昼の僅かな休憩時間に駅前のラーメン屋で半チャンタンメンを食べたのが、東京で得られた唯一の自由時間らしきもの。午後もみっちり講義は続き、確かに久しぶりのアカデミックな雰囲気は自分の学問に対する感性を再研磨させてくれたが、質疑応答が終わり解散時間になったのが17時過ぎ。東京駅構内で一口チーズケーキのような土産を買うのが精一杯だった。

急いで帰っても乗り継ぎも悪く帰宅時間は21時。母子はとっくに寝ていた。A子が作ってくれてあった焼きうどんと水割りで疲れを癒す。電車内で読んできた文庫本「しゃべれども、しゃべれども」が面白く途中で止められない。結局1時近くまでかかって読了。落語の世界といい、「努力・団結・克服」ものといい、俺の好きな要素が一杯詰まっていて満足。ただ一つ、三つ葉が先に好きだったマドンナを簡単に諦めすぎなんじゃないかと気になったが。