とろろそばを作り、今日が賞味期限のブリ切身を煮付ける。唯は昨日じいじ達に買ってもらったサンドイッチがあるようなので、ちょっと変な組み合わせだがいいだろう。ぐずぐずしていたら洗濯物を干す時間がなくなってしまった。眠る母子を起こさないよう出勤。

昨日親と話した睡眠障害生徒の件、本人がまだ不調なので例の計画は見合わせるとのこと。俺としてはなかなか付き合える時間がないので、今日は良いチャンスと思ったのだが、やはり無理強いすることではないので引き下がる。これで今晩は久々に自由の身となった。

2時間授業をやってアパートに戻り、母子を乗せて実家に向かう。途中地元の信用金庫で、住宅共益費の通帳名義変更を依頼したのだが、とても手間がかかってイライラした。新幹線の止まるK市駅まで行き、車中眠る子供をA子に託してS市へ。駅から大学説明会の会場までタクシーで急行したが、10分の遅刻。説明会自体は現在の複雑な入試システムがある程度理解できて、大いに為になった。

帰りは鈍行で、母子のいるF市駅で降りて実家に向かう途中、高校生カップルの男の方がタバコを吸っているのを発見、思わず「何やっているんだ!」と叱りつけてしまう。そいつは突然怒鳴られて動揺したようだったが、彼女の手前ということもあって「関係ねーだろ」を繰り返し、何とかタバコを捨てさせることはできたが、結局高校名までは白状させられなかった。二人で早足で立ち去りながら、しかし俺も方向が同じなので時々後ろを振り返って様子を窺っている様が可笑しかった。

実家についてA子に今あったことを話すと、迷惑そうに「巻き込まれないようにして」と言うので、つい声が大きくなり「でも見て見ぬふりはできないじゃないか」と返した。すると彼女はたまりかねた様に「持ち込まないで!」と言ったのだ。俺の口ぶりが独善的に聞こえたのかもしれないが、それにしてもまるで汚物扱いだ。立ち上がって帰ろうとすると怒りを察したのか「ここは実家だから・・・」とか何やら言ってきたが、倫理観を共有できない者を相手として生涯を分かち合うことができるのだろうか?