唯は幸いにして元気はありそう。それでも一応医者に診せるとして、お袋にアパートまでの出張を頼む。乳幼児を2人以上抱えた家庭は、子供を医者に診せようと思ったら、もう一人を親に頼むか仕事を休むしかないのか。朝はご飯の残りで白粥、これは唯用。別にご飯を炊いて海苔おかかとキムチだけの弁当を作る。

今日から中間テスト。テスト後に奨学金のネット申し込みを希望者を集めて一斉に行う。この担当者だったため今日は休めなかったのだ。その後、職員親睦ソフトボール大会。初戦は久々に快投するも打ち込まれて敗戦投手、でも無四球が自慢と負け惜しみ。次戦はキャッチャーを務めて、試合は主任のサヨナラホームランで幕。生徒の歓声が飛び交う中、最高に盛り上がったところで最高の結果を出す彼に、本当の勝負師の姿を見た思いだ。何にせよ最下位の片付け役を逃れてよかった。

子供の具合が悪いのにレクリエーションなどに興じてしまって申し訳ない。しかしこれも大事な職員交流のひとつだ。ましてこの季節は雨が多く、ソフト大会が開催されるのは数年ぶりだったのでどうしても参加したかったのが本音だ。以前は地区ごとの学校対抗球技大会も各種行われていたのに、今はサッカー大会を除いて影を潜めてしまった。これも多忙化の反映か、それとも仕事以外の交流を煩わしく感じる人たちの増加を表しているのか。職場内の交流が減るほど協力体制が敷かれにくくなる、と言うのが俺の持論なのだが。

唯は喉が真っ赤だったと診断されて薬を出されたという。特別にテレビを見ながら夕食、お粥の残りをおじやにしたものだが、よく食べて安心。今晩は風呂に入れず、俺と和子だけで入浴。和子はこれまで風呂内で泣いたことがない。水が顔にかかっても平気な顔をしていて、湯船の中で実に気持ち良さそうだ。水泳選手に向いているかも、とは気が早いか。