いつもより早目に家を出て電車通りを飛ばしていたら、覆面パトカーに捕まる。幸い注意で済んだが、危うくゴールド免許がふいになるところだった。それにしても最初にマイクを通して通告してきた時・車を降りてからの最初のやり取りでは、警察官の態度に強い緊張を感じたが、こちらに逆らう意志がないことを確認した後ではずいぶん丁寧な応対に変化した。きっと居直りや逆切れに数多く接していて、警戒しているのだろう。

出生届を出すと、その場で和子の名が載った住民票を受け取ることができた。ただし戸籍謄本はあと二、三日かかるらしい。いずれにせよこれで4人の家族が公式に認められたと実感。唯の時と同様、A子は3月中は扶養に入っていないので国保から出生援助金が出る。扶養対象なら共済組合から出る補助がプラス5万円なのだが仕方ない。健康に生まれただけで何より換え難いのだから。

住民票要録をやっと完成させ、俺は教務なので今後は人の要録チェックに廻らねばならない。特に転勤が決まっている人の分は先に見ないと訂正印がもらえない。何だかんだで休業中とはいえやることは多い。増して今後は新体制が定まってくるのだから、年度替りに向けた準備が山ほど控えている。俺は来年度はクラス運営・授業内容共に負担増になりそう。学校全体で職員減な上、自己評価制度なんて迷惑なものが導入されてくるのだから忙しくなるのは当然だ。

定時に帰って親子での夕食に間に合った。A子に頼まれて持ってきた三輪車を唯が見つけて、どうしても乗りたがるので夕食前に近所を廻らせる。まだハンドル捌きが怪しいが、ずいぶんしっかり乗れるようになった。夕食はサバ塩焼きと野菜炒め、大根煮。和子は起きている時に見るとずいぶん大人しいが、夜中にA子が頻繁に授乳している姿を見ると、子育ての大変さに変わりはないことを実感する。