目覚めると6時過ぎ。別室で寝ているので布団に入りながら本を読んでいて、寝るのが遅くなっているせいか。「火車」を読み終え、今は東野圭吾「白夜行」。名作の誉れ高い「火車」は再読でも十分堪能できたが、根本的な設定「住宅ローンの焦げ付きから多重債務者となり地獄の苦しみを味わう」描写が、本当にそこまで追い込まれるか?まるで「カイジ」の世界だ、と眉唾に思えてしまう。まだ「ナニワ金融道」の方がリアルな取立ての表現だった。俺が幸いにして知らないだけで、世の中には一歩踏み外すと様々な地獄が口を開けているものなのかもしれない。その俺もこれからン千万のローンを組むわけだが・・・。

朝食にうどんを作り、唯に見送られて出勤。今日は授業を3時間終えたあと、柔道大会。昨年は体育館の耐震工事で開催されず、今年もまた校舎の工事が始まっていたのだが、近くの市営体育館を借りての開催となった。行事を大切にする体育科の熱意には本当に頭が下がる。うちのクラスは女子はスーパーバレー軍団に引っ張られて頼もしいが、男子はヒョロヒョロ連中ばかりだと思っていたら、どうしてどうして代表選手たちの頑張りで、個人・団体戦共に3位入賞を果たした。閉会式後、拍手で迎える。

帰宅して夕食はブリ照り焼きと納豆オクラ和え、味噌汁。別室で寝ていることもあり、A子が酒を用意してくれる。感謝してじっくり飲む。唯の笑い声を近くで聞きながらほろ酔い気分に浸ると、これぞ人生の幸せという気分になる。家族のためにだったら、ローンでも何でも引き受けねばならないだろう。